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ロ「僕、どうやってラベンダーと別れたんだ？」
大広間で、ハリーと私の間からこちらを睨みつけているラベンダーに震えながらロンが呟く
HM「ラベンダーがお見舞いに来て…ロンが話したのよ」
ハーマイオニーがらしくなくしどろもどろ言葉を紡ぐ
HM「ロンは全く覚えていないんでしょ…？あの晩のこと」
ロ「なんとなく…」
でもありえない、頭がどうかしてたんだ
と照れ隠しのように付け足すロンに、ハーマイオニーも力なく同意する
(またロンは余計なことを…)
呆れてため息をつく私の肘をハリーが小さく小突いた
HM「ケイティよ」
ハーマイオニーの声に振り向くと、退院したケイティ・ベルがいた
ハリーは立ち上がってケイティのもとへ
『…、！』
大広間の入口
ケイティとハリーを見ながら青ざめて立ち尽くしていたのは
『…ドラコ！』
私の声に気付くと踵を返して出ていってしまう
『待って、ドラコ』
大広間に向かってくる人混みと逆走しようとしているため、何度も人波に埋もれかける
『ドラコ…、お願い話を…
きゃっ』
誰かにぶつかられて倒れる、と目を閉じた時
私の体は傾いただけで衝撃を受けていない
『…？』
目を開けると、必死な顔で私の腕を掴んでいるのはドラコだった
『ドラ…』
ド「これ以上僕に関わるな」
腕を離したドラコはあっという間に人混みに紛れ見えなくなってしまった
へなへなとその場にしゃがみこむ
ハ「こんな所にいたら危ないよ」
ハリーは私を階段の傍に移動させてドラコの後を追う
『ハリーっ、』
ハリーは黙って振り返る
『ドラコを…、ドラコを助けて…っ、』
聞こえているのか、いないのか
ハリーは返事をしなかった
HM「A…っ、何があったの？」
今にも泣き出しそうな私に
HM「悪いけどロン。…外してくれる？」
ロ「なんでさ、僕だって」
HM「いいから！」
ロンは不貞腐れながらもハーマイオニーの剣幕に押されてこの場を後にした
『…ドラコが、助けてくれたの…
倒そうになった私を』
HM「…ええ」
『引き寄せてくれた腕も、匂いも…変わってなかった…っ』
涙が溢れて、止まらなかった
『これ以上僕に関わるなって…
私…っ、私、あんな顔をしてるあの人を1人に出来ない…っ』
ねえ、ドラコ
1人で苦しまないで欲しいの
知らないところで傷つかないで
私の涙が落ちたペンダントがぼうっと暖かくなる
開いたペンダントの中の私はお兄ちゃんと笑ってる
HM「素敵な写真ね」
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りな∞(プロフ) - ぱるさん» ぱるさん、コメントありがとうございます！謎のプリンスのあのシーン、私もいつも泣きながら見てます😢登場人物一人一人に愛着があるので沢山褒めて頂けて嬉しいです💓今後もよろしくお願い致します🙌 (8月11日 0時) (
レス) id: 87846d1fc7 (このIDを非表示/違反報告)
ぱる - ダンブルドアの亡くなるシーン、号泣でした。主人公のドラコを思う気持ちも、ハリーが主人公を思う気持ちも切なくて、最後のフレジョがセドリックの代わりにお兄ちゃんしてるのも最高すぎて言葉に出来ません😭死の秘宝も楽しみにお待ちしてます！！ (8月11日 0時) (レス) @page47 id: b5e7e99af7 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - つきさん» つきさん、コメントありがとうございます！終盤も、より楽しんで頂けるように頑張ります！これからも是非見守っていただけると嬉しいです🫶 (8月8日 0時) (レス) @page41 id: a5a8999fe4 (このIDを非表示/違反報告)
つき - 初コメ失礼致します！めっちゃ面白いです。これからも更新頑張ってくださいね！ (8月7日 21時) (レス) id: 3c32a3b6be (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - 玲華さん» コメントありがとうございます！そのお言葉に泣きそうです🥲今後もぜひよろしくお願い致します🙇♀️ (8月3日 12時) (レス) @page30 id: 638e920990 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな∞
| 作成日時：2023年6月24日 2時
