小さなワガママ ページ4
真司郎side
Aに膝枕をしてもらって優しく頭を撫でられてると気持ちよくて頭がふわふわしてくる。
もしかしたら昨日もそうだったんかも?
なんかこうしとると寝てしまいそうや、それくらい膝枕が気持ちいい。
ずっとこのままでいたくて甘えとると、頭上からAの声が降ってきた。
あ「ねぇしんじろ?…わがまま、言ってもい?」
わがまま?Aがわがまま言うなんて珍しい、というかないんちゃう?
真「ええよ、どしたん?」
下から見上げたAは言いにくそうな顔をしとる。
あ「あのね?少しならいいんだけど、というか
飲んでくれていいんだけど、私がいないと
ころで昨日みたいにたくさんは飲んでほし
くないなー、って…。」
昨日はたしかに自分でも飲みすぎたと思ってんねんけど、普段飲み会あっても俺飲む事は少ない。
真「俺ほとんど外で飲まへんけど…なんでな
ん?」
困ったような顔に変わったAはこう言った。
あ「そんな事はないって思ってるんだけどね…
昨日や今みたいに同じように他の人に甘え
られたらやだな、って。」
俺の髪をいじりながら言うAのそれって、もしかしたらわがままというよりも、やきもちも含まれとる?
俺が酔って昨日もやけど、こうして甘えたりおねだりする事を他の人にしたら嫌やって事やんな?
俺やってAがそんなん他のやつにしたら嫌や。
そんな事は心に誓ってないんやけど、やっぱりこれってやきもち…。
やきもちってわかった瞬間顔が緩む俺っておかしいやろけど、Aってあんまりやきもちしないんかなー、て少し寂しいなぁなんて思ったりしとったから嬉しくなる。
真「なぁA、それってやきもちもあるよ
な?」
思った事聞いてみたら、コクっと頷いた。
あ「…嫌だし、やきもち妬いちゃう。」
その仕草や言われた事が愛しくて、愛おしくて手を伸ばし頬に触れた。
真「心に誓ってAだけにしかこんな事
せえへん。
やから、俺の事信じてくれる?」
あ「うん、信じる。
ごめんね、こんなわがまま言って…。」
あ〜もうほんま好き。
頬に伸ばした手をそのままAの首元に置くと、頭を起こしてちゅっと口づけた。
あ「甘えるのも、おねだりするのも、私だけに
してね?」
照れたように言ったAの小さなわがままもやきもちも、全部俺だけのもの。
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まりぃ(プロフ) - ふみさん» ふみさんいつもありがとうございます、そう言って頂けるのが本当に嬉しいです(;_;)これからもがんばります!! (2018年3月28日 22時) (レス) id: f415f217df (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 続編も楽しみです。いつも、楽しみに読んでるので、これからも、頑張って下さいね! (2018年3月28日 22時) (レス) id: 017350f460 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - みいちゃん☆さん» みいちゃん☆さんありがとうございます!今必死に書いてるんですが私の中で重要な部分なのでかなり時間がかかってしまってます…今日1つは必ずupしますので気長にお待ち頂ければと(TдT)お待たせしてしまいますがよろしくお願い致します(;_;) (2018年3月24日 20時) (レス) id: f415f217df (このIDを非表示/違反報告)
みいちゃん☆ - いつも見てます!続きが気になって仕方ないです!早く真ちゃんとひとつになってほしいです!今日はアップしますか?もう読みたくてやばいです! (2018年3月24日 19時) (レス) id: dd4caffcff (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - かなさん» かなさん、ありがとうございます(^_^)頑張って書きますので見守って頂ければと思います(*´∀`) (2018年3月17日 12時) (レス) id: f415f217df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まりぃ | 作成日時:2018年3月3日 13時