膝枕 ページ3
真司郎side
その日は俺の二日酔いもあって部屋でのんびり過ごす事になって、久し振りに映画をみたり、お茶をしながら昨日の事を話したりとゆったりした時間を過ごした。
夕飯も終わって風呂を済ませると、ソファに座ってなんとなくそわそわする。
なんでそわそわしとるんか言うたら、今朝聞いた膝枕の事が頭から離れんくて。
酔ってて自分でおねだりしたとはいえ、せっかくAがしてくれた膝枕の記憶がほとんどないねん。
だって膝枕やで?膝枕。
優しいAの香りと優しく頭を撫でてくれとる感触がほんの少し残っとるだけやねん。
記憶ないとかさぁほんま残念で仕方ないねんけど、またおねだりしたらしてくれるやろか?
酔ってない状態でおねだりするとか恥ずかしすぎやけど、でもAの膝枕…。
してほしい。
1人ソファでそわそわしとると風呂から上がってリビングに入ってきたAは、ふわふわ上下姿で緩く髪をお団子にしてキッチンに行くとミネラルウォーターを流し込んでる。
そんな姿をじっと見つめとると、目線に気付いて俺をちらっと見ると
あ「しんじろ?どしたの?」
なんて不思議そうな顔。
真「…Aこっち来て。」
恥ずかしいとか言うてるよりもしてほしい気持ちのほうが大きくて、Aを呼んだ。
あ「どしたの?」
言いながら俺の隣に座ったAに、恥ずかしさなんて捨てて
真「A、膝枕、してほしいねんけど…。」
言ってもうた。
自分で言っときながら耳が熱くなって照れるとかほんま恥ずかしすぎんねんけど、でもしてほしい。
あ「今日も甘えたさん?いいよ、はいどう
ぞ?」
一瞬きょとんとしたAは優しく微笑んでくれた。
ゆっくり横になってAの膝枕に頭を預けるとお腹に腕を回して抱きつく。
ふわふわした服と、髪を梳きながら撫でてくれるAの手が気持ちいくて幸せな気分になってくる。
あ「ふふ、甘えたさんの真司郎可愛い。」
真「Aにだけやもん。」
抱きついた腕に少し力を込めてお腹に顔を
あ「それ昨日も言ってたよ。」
え?昨日も俺言うてたん?全然記憶にない。
けど、またしてほしいな。
真「なぁ、またしてくれる?」
下からAを見上げておねだりしてみると優しい瞳と目があった。
あ「いつでもしてあげるよ、だから酔ってなく
ても言ってね?」
いたずらっぽく微笑んだ。
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まりぃ(プロフ) - ふみさん» ふみさんいつもありがとうございます、そう言って頂けるのが本当に嬉しいです(;_;)これからもがんばります!! (2018年3月28日 22時) (レス) id: f415f217df (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 続編も楽しみです。いつも、楽しみに読んでるので、これからも、頑張って下さいね! (2018年3月28日 22時) (レス) id: 017350f460 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - みいちゃん☆さん» みいちゃん☆さんありがとうございます!今必死に書いてるんですが私の中で重要な部分なのでかなり時間がかかってしまってます…今日1つは必ずupしますので気長にお待ち頂ければと(TдT)お待たせしてしまいますがよろしくお願い致します(;_;) (2018年3月24日 20時) (レス) id: f415f217df (このIDを非表示/違反報告)
みいちゃん☆ - いつも見てます!続きが気になって仕方ないです!早く真ちゃんとひとつになってほしいです!今日はアップしますか?もう読みたくてやばいです! (2018年3月24日 19時) (レス) id: dd4caffcff (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - かなさん» かなさん、ありがとうございます(^_^)頑張って書きますので見守って頂ければと思います(*´∀`) (2018年3月17日 12時) (レス) id: f415f217df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まりぃ | 作成日時:2018年3月3日 13時