控え室 ページ26
あなたside
時間よりも早く出た私達は披露宴が行われるホテルへ着くとロビーへと向かった。
しばらくして千晃ちゃん達と合流するとある場所へと向かう、式は神前式で親族だけで執り行われるから参列することが出来ない。
その代わりといってはなんだけど、式の前に実彩子と西島くんに会いに行こうと言う話になっていた、実彩子からも【式の前に時間あるから来て】と言われていたし、準備が終わる時間をあらかじめ聞いていた。
あ「あった、ここだ。」
控室の前に着いて軽く深呼吸をしてからドアをノックすると、中から実彩子の声が聞こえた。
ドアを開けると、目に飛び込んできたのは、白無垢姿に綿帽子を被って入ってきた私達に微笑んでいる実彩子だった。
そのとても美しい姿に、その場にいたみんなが息を呑む。
実彩子のその姿を見ただけで潤んでしまう。
あ「実彩子…すっごく綺麗だよ。おめでとう。」
なんとか涙を堪えて声を掛けると、目尻を下げて微笑んでくれた。
実「A、来てくれてありがとう。
なにー?もう泣いてるの?」
なんて声を掛けてくれるけど、そう言う実彩子も瞳が潤んでいた。
真「宇野ちゃん、おめでとう。」
実「真司郎もありがとう。
でも、もう私西島だけどね?」
真「あ、そうやった笑。やけど宇野ちゃんは宇
野ちゃんやし。
ほんまにおめでとう、西島幸せもんや
な。」
その場にいた皆も口々に祝福を伝えていると、ドアが開いて西島くんが入ってきた。
西「みんな実彩子のとこにいたの?
俺1人で寂しいじゃん。」
末「わりぃわりぃ忘れてたわ笑」
西「ひどい…。」
そう言ってる西島くんは紋付袴姿でこちらもとてもさまになっている。
あ「西島くんも凄く似合ってるよ、おめでと
う。」
西「Aちゃんありがとう、みんなも。」
そこから時間までしばらく談笑し、そろそろ式の時間になった時に、付き添いの方が声を掛けてくれてみんなで写真を撮った。
付き添い「それではそろそろ参りましょう
か。」
日「西島くん泣かないようにね笑」
西「…ぐっ、が、頑張ります…。」
声をかけられて一気に緊張感が高まったのか少し表情が固くなってしまった西島くんを見ながら、みんなで笑い合うとその場を後にした。
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まりぃ(プロフ) - ふみさん» ふみさんいつもありがとうございます、そう言って頂けるのが本当に嬉しいです(;_;)これからもがんばります!! (2018年3月28日 22時) (レス) id: f415f217df (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 続編も楽しみです。いつも、楽しみに読んでるので、これからも、頑張って下さいね! (2018年3月28日 22時) (レス) id: 017350f460 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - みいちゃん☆さん» みいちゃん☆さんありがとうございます!今必死に書いてるんですが私の中で重要な部分なのでかなり時間がかかってしまってます…今日1つは必ずupしますので気長にお待ち頂ければと(TдT)お待たせしてしまいますがよろしくお願い致します(;_;) (2018年3月24日 20時) (レス) id: f415f217df (このIDを非表示/違反報告)
みいちゃん☆ - いつも見てます!続きが気になって仕方ないです!早く真ちゃんとひとつになってほしいです!今日はアップしますか?もう読みたくてやばいです! (2018年3月24日 19時) (レス) id: dd4caffcff (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - かなさん» かなさん、ありがとうございます(^_^)頑張って書きますので見守って頂ければと思います(*´∀`) (2018年3月17日 12時) (レス) id: f415f217df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まりぃ | 作成日時:2018年3月3日 13時