内線 ページ49
あなたside
午前中の仕事が一段落ついて手元の時計をちらりと見ると、そろそろ昼休憩になる時間。
と言っても今日は一人きり。
実彩子達はまだ帰ってきていないし、真司郎は末吉さんと1日取引先と会議らしくて出掛けており、今日は会社に戻らず直帰すると言っていた。
1人だしコンビニでも行ってお昼を買ってこようかなと、お財布に手を伸ばしたとき、私のデスク近くにある内線がなった。
あ「はい、デザイン課のAです。
あ、千晃ちゃん？
うん、え、私に？
ううん、いいよ私がそっちに行くと伝えて
くれる？
うん、うん、ありがとう。」
受付をしている千晃ちゃんからの内線を切ると、お財布とスマホを小さな手提げに入れて持ち部署を後にした。
ロビーへと着くとソファに座っている1人の女の人に声を掛ける。
あ「お待たせしました、Aです。」
私の声に立ち上がり、振り返ったその人は実彩子達の結婚式で一度だけ言葉を交した人。
中島麻美さん。
真司郎が大学時代に仲が良かったと言っていた人だった。
中「こんにちは、Aさん。」
にこやかな笑顔を向けてそう言った中島さんに私も笑顔で挨拶を返した。
あ「あの、今日はどうされたんですか？」
中「近くまで来たから寄ってみたの。
Aさんともっとお話ししてみたくて。
迷惑だったかな…。」
真司郎じゃなくて私に？なんて少し疑問に思ったけど迷惑なんてちっとも思わなかった。
あ「そんな事ないですよ、嬉しいです。」
手元の手提げに目線を少し向けた中島さんは
中「もしかして今からお昼？
もしよければ私とランチ行きませんか？」
と誘われて1人で食べるのも寂しいし、それにせっかく来てくれたんだからと快諾して2人で歩き出した。
この時になぜ真司郎じゃなくて私に会いに来たのかもっと疑問に思っていれば
もっと警戒心をもっていれば
このあと彼女から言われた言葉に心を掻き乱される事になるとも知らずに。
静かに私に忍び寄る【光】と【影】―――
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まりぃ(プロフ) - ふみさん» ふみさんいつもありがとうございます、そう言って頂けるのが本当に嬉しいです(;_;)これからもがんばります！！ (2018年3月28日 22時) (
レス) id: f415f217df (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 続編も楽しみです。いつも、楽しみに読んでるので、これからも、頑張って下さいね！ (2018年3月28日 22時) (レス) id: 017350f460 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - みいちゃん☆さん» みいちゃん☆さんありがとうございます！今必死に書いてるんですが私の中で重要な部分なのでかなり時間がかかってしまってます…今日1つは必ずupしますので気長にお待ち頂ければと(TдT)お待たせしてしまいますがよろしくお願い致します(;_;) (2018年3月24日 20時) (レス) id: f415f217df (このIDを非表示/違反報告)
みいちゃん☆ - いつも見てます！続きが気になって仕方ないです！早く真ちゃんとひとつになってほしいです！今日はアップしますか？もう読みたくてやばいです！ (2018年3月24日 19時) (レス) id: dd4caffcff (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - かなさん» かなさん、ありがとうございます(^_^)頑張って書きますので見守って頂ければと思います(*´∀｀) (2018年3月17日 12時) (レス) id: f415f217df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりぃ
| 作成日時：2018年3月3日 13時
