〃 ページ4
・続きです！
夕方近くになってマサイが私に話しかけた。
マ「これからさ、俺行きたいとこ、付き合ってくれないかな？」
貴「うん、いいよ」
私達がそのまま向かったのはアクセサリーショップだった。
貴「わぁ…可愛い…」
マ「好きなの選びな」
貴「いいの？やったー」
ワクワク気分で選んでいるとふとショーウインドウの奥に今日待ち合わせのときマサイと話していた女の子がいた。
マサイと話すのかな…なんだろう、すごく嫌。
わわ！店内に入ってきた！
女a「あら、まーくんぐうぜーん！」
マ「おう、そうだな」
女a「なに、私のために選んでくれてるの！？やだ、素敵ー！」
マ「いや、俺ら別れただろ」
別れたならはなしかけないでよ、私の彼氏だよ。
女a「なによ、私のほうが可愛いじゃない！」
マ「おいここ店の中だぞ」
女a「ちょっとあなた！」
貴「わ、私ですか？」
女a「私の彼氏とらないでよ！まーくんはあんたみたいなブスに釣り合わないわ！」
こ、怖い…
マ「おい、俺の彼女のこと悪く言うな」
聞いたことないくらい低い声だ。
女a「ま、まーくん？」
マ「俺と俺の彼女に関わるな、さっさと失せろ」
その女の子は足早にお店をあとにした。
マ「ごめんな、嫌な思いさせて」
貴「びっくりした…」
マ「よしよし、一緒にゆっくり選ぼうか」
貴「うん」
私が目に止めたのはシルバーの
ペアネックレス。
マ「これほしいの？」
貴「うん、二人でつけてみたい」
マ「いいよ、デートのとき毎回つけてあげる」
マサイはそのままスマートに支払いを済ませた。
店を出るとマサイが路地裏に私を連れ込んで抱きしめた。
温かな体温とマサイのとくとくした鼓動が伝わってくる。
貴「マ、マサイ？」
マ「可愛すぎだよ。これ以上俺を好きにさせないで」
貴「？？？」
マ「Aさ、自分ががどんだけ俺のことキュンとさせたかわかってんの？」
貴「マサイだってそうだもん…」
マ「俺ら、同じこと思ってたのな」
貴「そうだね」
しばらく二人でそのまま抱き合っていた。
この幸せがずっと続くといいな…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 63人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：mari | 作成日時：2019年6月22日 18時
