【APH】紳士の国のアリス！☆セカンド！！v

ファーストキス ページ14

『…んっ…！？』



な、にこれ。
離れようとしたが、
ぷーちゃんの手と唇は私を離そうとしない。


『っっは、
な、何する……！！』


普「…なぁ、こいつじゃなきゃ駄目なのか？
俺の方が…、俺の方が絶対お前を幸せにする…」

『…？』

普「…俺にしろよ」


『あ…』

また顔が近づいてきた。


が、イギリスさんの手でそれは遮られる。


英「…何してんだよ。」

『イギリスさん…』


英「濡れてんのにこんなとこ座ってたら風邪引く。中入るぞ。」

『イギリスさん…』

イギリスさんに手を引かれその場を去ろうとする。

普「お前は悔しくないのかよ。
大切だったら、ここで自分のもんだってこと見せつけろよ。」


英「…生憎それはお前だけの考えだ。

俺は無理矢理にまで心を奪いたいなんて思わねぇ。」


イギリスさんはどんどん私の手を引いて行く。

『…？、？？

ぷーちゃん…』



普「…余裕があるから言えんだろ…


…俺には…余裕なんて……」

遠くからもう一度見ると、ぷーちゃんはうつむいていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
英「ほら、タオル。」

『あ…、ありがとうございます。』

さっきの川が見えて、そこから外に出られる部屋でストーブをつけて温まった。

英「ふぅっ…、
あいつらもいい加減にしとかないとぜってぇ体冷えんぞ〜。」

イギリスさん…、
いつもの優しい笑顔だ。

英「…大丈夫か。」


『…大丈夫…っていうか…、
…さっきの何だったんでしょう？
どうしたんでしょうか、ぷーちゃん…』


英「…はぁ…、
本当に鈍感なんだな。」

『？』

英「…無理矢理に心奪いたくねぇ、か…
嘘だ…、あんなの。

内心は悔しいよ。
嫉妬まみれだ。


…くっそ、俺だってできるもんなら……」

イギリスさんの顔が近づいてくる。

『＿＿＿…』


英「…逃げろよ、馬鹿…
何されるかくらい分かんだろ…」

あとちょっとのところで
少し顔を赤らめたイギリスさんがそう言い、

ちゅ

私のおでこにキスを落とした。

英「ばーか、そんなんだからさっきみたいなことになんだろ。こういうときは逃げろ。」


『え…、だって、

イギリスさんになら、なんか嫌じゃなかったの。』

本当に。

英「…お、前ぇぇ…///;、
今後ぜっっってぇそれ言うな。
他のやつにはもちろん、俺にも。


…俺だってそんなこと言われたら…
何するか分かんねぇからな…？」

勘違いねぇ…→←そんなバナナ

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