こんな暖かさはとっくの昔に忘れていた ページ2
英「ほら、紅茶。」
『ありがとうございます(/*'-'*)』
部屋に香ばしい香りが広がる。
『うわあ…!美味しいです…!
イギリスさん、こんな美味しい紅茶入れられるなんてすごいですね…!!
これ、入ってるの蜂蜜ですか?』
英「ああ、うまいだろ。カナダ産の蜂蜜だ。」
私たちはソファーの前に並んで座って
紅茶を飲んだ。
あったかい紅茶って、
こんなに美味しいものなんですね…!
ほっこりする…
英「…お前、」
『はい?(^^)』
英「…不安だったんだろうけど、
あんまり1人で抱え込むなよ。
みんながついてるし、
…それに、俺、もいるし…///ゴニョゴニョ
つっ、つまり!
俺らがいるから。
お前は1人じゃねぇんだ。
勝手に溜め込んでんじゃねぇ。
怖いもんくらい素直に怖いって
言っていいんだか…ら…」
…イギリスさんは、
今すごくびっくりしちゃっただろう。
ああ、もう
ずっとずっと抑えていた涙が止まらない。
英「ちょ、お、おい!;
おまっ、
そんなに溜めてたのかよ!」
…ここでも泣くことに関して
怒ったりしないんですね。
英「…お前ん中でなんか、プライドとか?
絶対にしないって、決めてることとか
あんだろうけど、
…今日1日くらいは
泣いたっていいんじゃないか?」
やめて、やめてよ。
今まで我慢してたのに、
我慢してた分も全部出ちゃう。
さらに涙が溢れてきた。
ぼろぼろと流れてくるのを止めるのを諦めると、
イギリスさんは
乱暴に、けれどぎこちなく
私を抱きしめてくれた。
その暖かさに
まるで幼い子どものように声を上げて泣いた。
『っっひっ、うっ、うわぁぁん…!!』
英「…いつでも肩くらい貸すから。」
『っっ、いっ、イギリスさん、』
英「ん?」
『私の話、ひっく、
聞いてくれますか?』
英「…うん」
イギリスさんの膝に入って、
後ろから抱きしめられる形で、
過去を何もかも打ち明けた。
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まふん - 湖のシーンはやぶうち先生の漫画のパクリですか。気付かれないとでも思ったら大間違いですよ。 (2015年7月7日 2時) (レス) id: 22039c10b9 (このIDを非表示/違反報告)
青蝶(プロフ) - 麗弥さん<ごめんなさいコメント届いてたの今知りました!汗汗ありがとうございます!憧れの麗弥さんにそんなこと言って貰えるなんて…泣 楽しんでいただけているのなら幸せです。私も麗弥さんのこと応援しています! (2015年3月22日 17時) (レス) id: 1c2b150ce8 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜麗弥(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます!イギリス、めっちゃ格好いいです!!応援してます!! (2015年1月28日 21時) (レス) id: c44e0e362e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青蝶 | 作成日時:2014年11月30日 1時