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なんて冗談です。ハッタリです。
全力で崩壊したかのような演技をする。
「だってだって…！！でも私は所詮孤児…浮浪者…都合が悪くなったら捨ててもいい存在だった？なんで！！じゃあなんで私を2年も可愛がったの！？ねえ、あなたは何か知ってるんですか！？」
丁寧語を使うと男はますます嬉しそうに笑う。
私はジョセフ様、基ジョースターの一族に使える所存でこの身を捧げた。私は皆様を裏切らないしジョセフ様が私を裏切るなんてありえません。
男が笑ったのを見て、彼女は絶望した顔で膝から崩れ落ちる。
「そう、ですか…私は、捨てられてしまったんですね。それじゃあ、あなたが…貴方が私の新しいご主人様です…か…」
「所詮、お前が愛していたのは箱だけだったと言うわけだ。人間の一生は短い、お前には永遠を与えて私に仕える道を与えてやろう」
引っかかった！
「承知しました」
この魚はデカすぎて沈没するレベル！
「私の新しい主人、この身を貴方に捧げます」
「ところでその演技、いつになれば終わる？」
「見破ってんのかよクソ！！！！分かるかよお前が不機嫌になる理由なんかよ！！」
釣ったのは岩石だった。
Aはもう自暴自棄のように四肢を放り出し、どうにでもなれと思っていることを全部ぶちまけた。実はちょっと演技を見破られて恥ずかしいのを誤魔化すためでもある。
「あーもーいい！！殺すなり焼くなり食べるなりすればいいだろ！！私の魂はジョースターに捧げます！！おめーなんかにやるかバーカ！！ウォッチドッグを出せない今私に勝機は無い！！さあ食えッッッッ！！！」
「食いはしないが、」
DIOが彼女を抱き抱え、小さい掌に口付ける。
ベロンと舐めると彼女はビクッと肩を震わせる。
不味い。人の肌ではなく血が欲しい。しかし、この少女の血を吸えば、すぐに死んでしまうだろう。
それだけは避けたい。
「私はお前を殺す気はない。このDIOは、お前を気に入っただけだ」
「私とヤりたいの？」
「何故そうなる。私はお前が側に居れば良いと思っているだけだ。愛玩にする気はない」
Aは抱っこされた状態で疑り深い目でDIOを睨みつけた。
「そういうおっさん結構いたから」
「ほう、それから？」
「ヤってない。財布だけ取った」
DIOが嬉しそうに笑って、彼女を自室に連れて行く。
AはDIOから離れようとはしなかった。別に心を許したわけではない。
1勝1敗だ。
DIOが感じていたものは運命。
これは、ディオ・ブランドーしか知らない過去の話。
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ソーサラー(プロフ) - まあちゃんさん» 大変長らくお待たせしました！地道に書いていきます！ (2020年10月16日 0時) (
レス) id: 3646a202a2 (このIDを非表示/違反報告)
まあちゃん(プロフ) - 更新再開嬉しいです！とても楽しみにしておりました…！お身体に気をつけてお過ごしください！ (2020年10月15日 23時) (レス) id: 0f8101d4ba (このIDを非表示/違反報告)
まあちゃん(プロフ) - 最近アニメ3部の再放送が始まってDIO気になっていたのでこの小説読んでる時はを見つけられて良かったです！関係性がすごく好きで、どうなるのか楽しみです！！ (2020年5月12日 2時) (レス) id: 0f8101d4ba (このIDを非表示/違反報告)
もっち(プロフ) - やっぱりDIOは死んじゃうのかな、、、どちらにせよ楽しみにしてます！ (2020年4月23日 19時) (レス) id: 634ca2a9ef (このIDを非表示/違反報告)
ソーサラー(プロフ) - もっちさん» 人混みは避けて手洗いを徹底しましょうね、夢主ちゃんはこれからコロナ対策張りに苦しい思いをするので楽しみにしててくださいね〜 (2020年4月11日 23時) (レス) id: 373aaa0dac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソーサラー | 作成日時：2020年3月16日 12時
