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T side
*
再度零されたのは甘く、魅惑的で、自分は夢を見てるのではないかと思わずにはいられない程
あまりに幸せ過ぎる言葉
かぁっと一気に顔に熱が集まるのが分かる
目頭が熱くなり鼻の奥がツン、としてきた
泣き顔なんて散々見られてるのに
恋人には様々な部分を曝け出してきたのに
それでも何だか今は
涙を見せたくなくて隠す様に頬に触れていた手を引いてそのまま抱き締めた
「……いいの？ …本当に、いいの…？」
「もちろん」
我慢してた涙が零れそうになり思わず唇を噛めば、
クスクス笑いながら「またすぐ泣く」と優しく背中を撫でられる
「実はずっと考えてたんだけどなかなかちゃんと話せるタイミングが無くて。有難くも忙しかったじゃない？二人共。 …でも村井さんの事もあったり、短期間だけでも同じ家に帰りたいて言ってたのはやっぱ寂しい思いさせちゃってたんだな、て。俺の映画と、たまのドラマ。両方落ち着けば多少時間出来るしさ。ちゃんと相談もしないとと思って」
一緒に暮らす
そうなれたら良いなとは何度も考えた事はあったけれど
決して簡単ではないとも重々理解していた
特に自分達は職業柄も、そもそものこの関係性も
単に仲の良い友達や仕事仲間とルームシェアするのとは訳が違う
願望はあるも難しいだろうと、自分は諦めていた節がある
でも彼は一度も伝えていなかった想いを何処かで汲んでずっと前向きに考えていてくれたのだ
つい最近まであんなに忙しかったのに…
「…安易に決められる事でも簡単な事でもないけど、でも俺はたまと一緒に過ごす時間をもっと増やしたいと思ってる。 お互いの家行き来するのも良いけどさ、ずっと、同じ家に帰るってのももっと良くない？」
「………っっ、」
「行ってきますと行ってらっしゃい。おかえりとただいま。おやすみとおはよう。 毎日直接伝え合えたら幸せでしょ」
「……そんなの、…幸せ過ぎて寿命縮むかも……」
まさか叶うなんて思わなかった幸せを半年前に手に入れられた
何度も何度も、…自分はずっと夢を見てるだけで何時か突然覚める時が来てしまうのではないかと不安になった
この腕の中に抱き締めてる愛しくて堪らない存在がそのうち目の前から居なくなってしまうのではないかと、怖くもなった
"もしまた不安になったり心配になったりしたらすぐ話して？黙って一人で抱え込んで苦しんでる方が辛い"
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kurumi(プロフ) - yuzu_さん» ほんの少しでも日常の楽しみの一部になれていたのなら筆者としては何よりです。ありがとうございます。私としても二人の生活をまだまだ書きたい欲はあるのでまた機会がありましたらよろしくお願いします(´˘`＊) (2022年6月26日 11時) (
レス) id: 65b4911c20 (このIDを非表示/違反報告)
yuzu_(プロフ) - 毎日このお話が更新されてるか楽しみにしてました！また続編が見られますように。。！更新お疲れ様でした！ (2022年6月25日 13時) (レス) @page49 id: b026b7a2ff (このIDを非表示/違反報告)
kurumi(プロフ) - かなさん» これからどんどんモブ女性が掻き乱してくれるので(笑)暫くモヤモヤさせてしまうかもです(^ω^；)💦どうか、暖かく見守ってあげてくださいm(*_ _)m(笑) (2022年5月9日 18時) (レス) id: 65b4911c20 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 読んでるこちらもTさん同様既にモブ女性に嫉妬し始めました（笑）モヤモヤしながら読むと思いますが更新が楽しみです。 (2022年5月8日 18時) (レス) id: 19b3f9018a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kurumi
| 作成日時：2022年5月7日 2時
