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共同生活一日目 ページ9

*




昨日は結局、あれだけ寝ないと意気込んでいた北山は5分程であっさり寝落ちしていた

自分も台本の確認は簡単に済ませ、小さな体を抱えて早めに一緒にベッドに横になった



朝起きた時、

もしかしたら昨日あった事は全て夢だったのではないか

そんな風に一瞬考えるも、腕の中で気持ち良さそうにすぅすぅ寝息を立てて寝ている小さな姿を見ては夢でも幻でもない。確かに現実に起きていた事なのだと改めて実感させられる

…早く、何とかしないとだよなぁ…

身体を起こしスマホを確認すれば予定より少し早く目が覚めたようだった
煩くならない様に設定してあったアラームを消し、布団をかけ直して彼を起こさない様に静かにベッドから離れた



顔を洗い、歯磨きをし、コーヒーメーカーの電源を入れる

洗濯機を回してる間に朝食の準備をしようと冷蔵庫の中を確認していた時、寝室の方から「どんっ」と大きな音が響いてきた




「…えっ、?」




考えられる原因は一つしかない

慌てて寝室に戻り扉を開ければベッドから落ちてしまったのだろう

フローリングのラグマットの上で北山が蹲っていた




「北山…!」




抱き起こすと薄ら赤くなってる額

痛みに耐える様に目には涙を溜め、ぐっと唇を噛み締めている




「落ちちゃったの?大丈夫?」

「ぅぅ……っっ、」

「ぁぁ、痛いか。すぐ冷やそうね」




昨日からの流れで彼を抱き上げる事にはもうすっかり慣れていた

宥める様に背中を撫でながらとりあえずリビングへと向かおうとした時、ふと目に入る自分のベッド

寝る時は運んできたから何も問題は無かったが

改めて見ると小さな子供には踏み台でも無ければ明らかに一人での上り下りは危ない高さに感じた

大人の自分しか使って無かった為、正直気にもとめてなかった事

でも今は事情が変わった

今日明日でベッドを買い換えるのは流石に難しいが彼が危なげなく一人でも動ける様に台になる物を用意しないとな

と、今日の仕事帰りの寄り道を考えながらリビングへ足を進める




「…まだ痛い?」

「ん…、へっき…」




氷を幾つかビニール袋に入れ、それを柔らかい素材のタオルで包んで頭に巻き付けた

こういう時はまず冷やすのが一番




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kurumi(プロフ) - なななさん» 楽しんで頂けて何よりです♡お気遣いまでありがとうございます。連載は出来る限り間を開けず更新したいのと、皆さんに読んで貰えているのが嬉しいので大丈夫です(笑)!二人の共同生活是非引き続き見届けて下さい( *´꒳`*) (2022年3月16日 21時) (レス) id: 65b4911c20 (このIDを非表示/違反報告)
ななな(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いています!毎日更新してくださってありがとうございます!大変じゃ無いですか?ご無理ならさないでくださいね(^^)可愛いみっくんに毎日癒されてます♪これからも楽しみです! (2022年3月16日 15時) (レス) @page44 id: d0578835d1 (このIDを非表示/違反報告)
kurumi(プロフ) - あこさん» ありがとうございます(✻´ν`✻)読み返したくなるお話を目標に書いているのでそう言って頂けて嬉しいです♡チビミツは私も書きながら自ら癒されてました(笑)まだ続く二人の共同生活、是非引き続き楽しんでください!( *´꒳`*) (2022年3月6日 3時) (レス) id: 65b4911c20 (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - kurumiさんのお話どれも素敵で何度も読ませていただいてます。新作のチビミツがかわいくて癒されてます!次の更新も楽しみにお待ちしております! (2022年3月5日 23時) (レス) id: c1fc4e5bf6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kurumi | 作成日時:2022年2月14日 1時

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