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目を閉じたまま、あれこれ考えを巡らせているといつの間に戻って来ていたのか、
ひろの声が上から降ってきた
ゆっくり瞼を上げる
「大丈夫だよ。 ひろもちょっと寝転んでみる？」
すぐ隣をぽんぽんと叩き誘えば、迷わずごろんと芝生の上に寝そべった
両手足を広げて大の字になってる姿が何とも可愛い
「わぁ、おそらあおい！」
「綺麗だね」
「くもさん、わたあめみたい」
「ふふ、ほんとだ。 あ、あの雲何かの形に似てない？」
「くるま！」
「そうだね。そっくり」
「あっちは、くじらさん」
風に吹かれながらゆっくりと流れる雲を見上げ、
隣りで楽しそうに形を物に例えていくひろの声に耳を傾ける
たまには、こういう過ごし方も良いな…
アイドルというのは人前に立つ仕事
皆に見て貰えなければ決して成立はしない
歌もダンスも芝居も、どれも自分は大好きだ
まだまだ未熟な部分も多いけど
もっと学んで、沢山の事を吸収して、より良いものを届けたい
自分に、グループに
更に多くの人達が注目してくれる様に高みを目指したい
でもそれはどうしても常に人に見られる、誰かの目があるという事
この業界に居るなら当然な筈も、たまにほんの少しだけ、息が詰まりそうになってしまう
何とも贅沢な悩みだけれど
周りを気にせず
人の目を気にせず
一人で、もしくは好きに誰かと過ごせる時間は心から息抜き出来る貴重なものだった
きっと、まさに今日はその"貴重な時間"を過ごせていると思う
「たいすけ」
雲を見てるのが飽きたのか、むくっと起き上がったひろは再び顔を覗き込む様に声を掛けてきた
「どうした？」
「…おやつたべたい」
「沢山走り回ってお腹空いたかな(笑)。 分かった、今用意するから待ってて」
自らも身体を起こし、持ってきた荷物の中から必要な物を取り出す
折角の外出なので少しピクニック気分でも味わえたら良いなと、
用意してたシートを広げその上に二人で向かい合わせに座って暫しのおやつタイムを楽しんだ
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kurumi(プロフ) - なななさん» 楽しんで頂けて何よりです♡お気遣いまでありがとうございます。連載は出来る限り間を開けず更新したいのと、皆さんに読んで貰えているのが嬉しいので大丈夫です(笑)！二人の共同生活是非引き続き見届けて下さい( *´꒳`*) (2022年3月16日 21時) (
レス) id: 65b4911c20 (このIDを非表示/違反報告)
ななな(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いています！毎日更新してくださってありがとうございます！大変じゃ無いですか？ご無理ならさないでくださいね(^^)可愛いみっくんに毎日癒されてます♪これからも楽しみです！ (2022年3月16日 15時) (レス) @page44 id: d0578835d1 (このIDを非表示/違反報告)
kurumi(プロフ) - あこさん» ありがとうございます(✻´ν`✻)読み返したくなるお話を目標に書いているのでそう言って頂けて嬉しいです♡チビミツは私も書きながら自ら癒されてました(笑)まだ続く二人の共同生活、是非引き続き楽しんでください！( *´꒳`*) (2022年3月6日 3時) (レス) id: 65b4911c20 (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - kurumiさんのお話どれも素敵で何度も読ませていただいてます。新作のチビミツがかわいくて癒されてます！次の更新も楽しみにお待ちしております！ (2022年3月5日 23時) (レス) id: c1fc4e5bf6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kurumi
| 作成日時：2022年2月14日 1時
