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得意げに話す彼にそう告げると大きな目を更にまん丸にして「あっ」と一瞬動きが止まったかと思えば、
分かりやすくシュンと肩を落とす
「…あそぶもいっぱいしたい…」
「ふふ。そうしたらお昼ご飯まで掃除して、午後に沢山遊ぼうか?」
「うん!」
久しぶりの休日
一緒に遊びつつものんびりまったり、そんな一日も良いかななんて思ってもいたが、
折角やりたいと言ってるのなら希望は出来るだけ叶えてあげたい
掃除と遊び
どちらも可能な方法を提案するとすぐ笑顔に戻り元気な声が返ってきた
「じゃあまずはご飯食べたら食器洗おうね」
「あらう!きれいにする!」
「…あ、その後洗濯物干すのも手伝ってくれる?」
「やるー!」
「ん。ひろは今日も元気だ」
「みっくんげんき!」
今日は一日ずっと一緒に居られるのを理解してなのか、仕事に出掛ける時間が近付くにつれ段々と元気が無くなっていってた昨日までとは違い、
食事があと少しで終わるという状況でもテンションの高さは変わらずだった
微笑ましいその姿に自然と自分の口元も緩んでいく
「あー、ほら。ちゃんと見て食べないと。零してる」
「、、んー!」
「そんなに詰め込まなくてもゆっくりでいいんだよ(笑)」
一気に口に入れるのでまるで小動物の様に頬はパンパン
詰め込みからの咀嚼と飲み込みを何度か繰り返し、
お皿に零した物もちゃんと食べて「ごちそうさま!」と元気に言うと、
ひろはお皿とカップ(どちらも割れない様にプラスチック製)をキッチンへと運ぶ
「たいすけ!あらいもの!」
「はいはい(笑)今行くから待って」
最後の一口をコーヒーで流し込み、早く早くと待ち望む彼の元へ向かった
圧倒的に高さが足りない為急遽リビングの椅子を台にしてひろを乗せ並んで洗い物を済ませた後は(顔や上半身が泡だらけになり一度着替えさせた)、
洗濯物を干して、リビングから廊下とキッチンの床掃除を希望通り行う
自分が掃除機をかけ、その後ひろが拭き取る手順
拭き取り用ワイパーの持ち手が大人に合わせた長さの為、
自分より背の高い棒を扱うのにひろは四苦八苦するも頑なに一人でやる!と言って聞かず、
すぐサポートに入れる状態で傍で見守る事にした
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kurumi(プロフ) - なななさん» 楽しんで頂けて何よりです♡お気遣いまでありがとうございます。連載は出来る限り間を開けず更新したいのと、皆さんに読んで貰えているのが嬉しいので大丈夫です(笑)!二人の共同生活是非引き続き見届けて下さい( *´꒳`*) (2022年3月16日 21時) (レス) id: 65b4911c20 (このIDを非表示/違反報告)
ななな(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いています!毎日更新してくださってありがとうございます!大変じゃ無いですか?ご無理ならさないでくださいね(^^)可愛いみっくんに毎日癒されてます♪これからも楽しみです! (2022年3月16日 15時) (レス) @page44 id: d0578835d1 (このIDを非表示/違反報告)
kurumi(プロフ) - あこさん» ありがとうございます(✻´ν`✻)読み返したくなるお話を目標に書いているのでそう言って頂けて嬉しいです♡チビミツは私も書きながら自ら癒されてました(笑)まだ続く二人の共同生活、是非引き続き楽しんでください!( *´꒳`*) (2022年3月6日 3時) (レス) id: 65b4911c20 (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - kurumiさんのお話どれも素敵で何度も読ませていただいてます。新作のチビミツがかわいくて癒されてます!次の更新も楽しみにお待ちしております! (2022年3月5日 23時) (レス) id: c1fc4e5bf6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kurumi | 作成日時:2022年2月14日 1時