キミとのキセキ

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「皆が、こうやって協力してくれてるのも凄い助かってるよ。ありがとう」

「とんでもない。俺達も出来る事お手伝いしてるだけだから」

「ガヤさんと可愛いキタミツの為だもの」と宮田は続ける




確かに「フォローお願い」とは最初に伝えた

でもその協力は想像を超えるもので、

貴重なオフを使ってまで家に来てくれてるメンバーも居る

宮田も今日は久しぶりの丸一日の休みだった筈だ

そこまでさせてしまっている状況に申し訳無さも感じるが、

手助けが無いとどうしようも出来ないのも事実

本当に有難い




「…明日は思いっきりキタミツ甘やかしてあげてね。 これは俺からのプレゼント」




そう言うとほぼ同時、手元近くに置いていたスマホが震える

画面を開けばトークアプリで送られてきたのは、

先程宮田が不意打ちで撮った写真だった

あんなに気恥ずかしかった物も、改めて見ればやはり(我ながら)二人共良い顔してるなと感じたのと、

そういえばひろと写真とかも撮っていなかったなと思い返し貴重な一枚となったそれをそのまま保存する




「ありがとう、みや」

「待ち受けにしても良いんだよ？」

「ん、まぁ、考えとく(笑)」




はぐらかしつつも内心は、

仕事の時誰かに見られない様気を付ければそれも良いかもしれない

なんて、思いつつ宮田からの優しくも生暖かい視線を感じながら写真が表示されたままのスマホの画面に今一度目線を落とした





あの後帰る前に聞いた話では、

昨日二階堂も一緒に行った北山の家で見付けた俺が以前プレゼントした手帳カバーをひろは今日も大事そうに抱えてはページを捲ったり色々見ていた様だが、

本来の北山が書いていた物だから恐らく漢字も多く今のひろには理解出来てはいないんじゃないか、との事だった




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