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「あ、それなんだけど。ちびミツ自分の事何とも呼んでないなぁ、て思って。どうせなら可愛い呼び方が良いじゃん?候補上げて選ばせたのが"みっくん"」
俺が小さくなった彼を何と呼ぶかと(勝手に)決められた時もそうだったが、
どうもメンバー達(特に二階堂、千賀)はすぐ遊びがちな気がして仕方ない(本人は至って真面目な様子)
「…俺達色んな呼び方しちゃってるけど混乱しないのかな」
「んー、大丈夫じゃない?メンバー誰が呼んでも反応してるし。ちゃんと自分の事、て理解はしてるみたいだから」
あっけらかんとしてる二階堂においおい…、と思わずツッコミを入れたくもなったが
確かにひろは呼ばれ方で戸惑ってる様子も、自分だと認識してない様子もどちらも見られなかった
大人の様に細かくは考えず、案外、子供というのは器用に上手く立ち回っているものなのかもしれない
「もう着きます」
そんな事を考えていると運転席のマネージャーから声が掛かり、それから間もなくして車がゆっくりと停車した
着いたのは大きめなマンションの目の前
「これが、お預かりしてる鍵です」
助手席に座る二階堂へ渡されるカードキー
「お部屋番号は事前にお伝えした通りです。僕はこのまま来客用の駐車スペースに車停めて待機してますので、何かありましたらご連絡ください」
「ありがと、マネ」
そう言って降りてく二階堂を追うように自分もひろを連れて一緒に後にした
「……おっきぃね……」
抱っこされながら目の前に聳え立つ高層マンションを見上げボソッと呟いたひろ
…外観では流石にまだ何も感じはしないか
「行こう、ガヤ」と、
先に進む二階堂に続けてマンション内へと入っていく
今日来たのは北山が暮しているマンションだった
現状をこのまま指を加えて見ているだけでは済ませられない
何も変わらないかもしれないが、もしかしたら何か変化が起きるかもしれない
キッカケになる事が見つかるかもしれない
今のところ特に目立った反応を見せていないひろだが、本来自分が住んでいた家だ
中に入ればきっと…
「…お邪魔しまーす、」
マネージャーに借りたのは万が一の時の為に事務所で管理している合鍵だった
それを使い玄関の扉を開ければ、家主が居らず電気もついてない室内は怖い程にシン、と静まり返っていた
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kurumi(プロフ) - なななさん» 楽しんで頂けて何よりです♡お気遣いまでありがとうございます。連載は出来る限り間を開けず更新したいのと、皆さんに読んで貰えているのが嬉しいので大丈夫です(笑)!二人の共同生活是非引き続き見届けて下さい( *´꒳`*) (2022年3月16日 21時) (レス) id: 65b4911c20 (このIDを非表示/違反報告)
ななな(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いています!毎日更新してくださってありがとうございます!大変じゃ無いですか?ご無理ならさないでくださいね(^^)可愛いみっくんに毎日癒されてます♪これからも楽しみです! (2022年3月16日 15時) (レス) @page44 id: d0578835d1 (このIDを非表示/違反報告)
kurumi(プロフ) - あこさん» ありがとうございます(✻´ν`✻)読み返したくなるお話を目標に書いているのでそう言って頂けて嬉しいです♡チビミツは私も書きながら自ら癒されてました(笑)まだ続く二人の共同生活、是非引き続き楽しんでください!( *´꒳`*) (2022年3月6日 3時) (レス) id: 65b4911c20 (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - kurumiさんのお話どれも素敵で何度も読ませていただいてます。新作のチビミツがかわいくて癒されてます!次の更新も楽しみにお待ちしております! (2022年3月5日 23時) (レス) id: c1fc4e5bf6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kurumi | 作成日時:2022年2月14日 1時