共同生活三日目 ページ21
*
今朝は起きるのも動き出すのもいつもより早め
ひろはまだまだ熟睡中の時間にいつものルーティンを全て終わらせ、支度も整えた
後は出掛けるだけの状態
今日来てくれるのは二階堂
一昨日などの様子を見てればひろも彼にはかなり懐いている様なのでそこは特に心配もしていない
また、晩酌好きな二階堂は親友程では無くても家で料理をする機会も多いらしいので
昼食含め必要になれば何かを作って貰う事も可能だろう
一通りの事を終わらせ時計を見れば家を出るまで30分を切っていた
そろそろ、小さい彼にも起きて貰わないといけない
「…ひろ。もう起きようか」
本来ならまだ寝てる時間
もう少しで迎えのマネージャーが二階堂を一緒に連れてきてくれるのでこのまま寝かせて置いても問題は無いが、
目を覚ました時に既に自分が居ないとなると、盛大にぐずる可能性がある
せめて出掛ける時には起きていて欲しい、と
ベッドですやすや眠る彼に声を掛けて体を揺すった
小さく身動ぎ微かに瞼が揺れる
「………ん、……」
「おはよう。 起きれる？」
ゆっくりと開いた目は焦点が合って無い様に彷徨い、自分の姿を捉えると無造作に両手を広げた
その手を引いてそっと抱き上げる
「たいす、け……」
「ごめんね、まだ眠いよね。もうすぐニカも来るから。 ご飯食べれそうかな？」
うつらうつらとしながらもこくっ、と頷いたのを見てリビングに向かった
もうすっかり定位置と化したローテーブル前に置いたクッションに座らせ、トースターで食パンを焼く
子供用のプレートにはサラダと目玉焼き、ウィンナーを乗せ、小さく切ったリンゴを添える
焼けたパンを食べやすいサイズにカットしてプレートと一緒にテーブルに置いたところでマネージャーから到着した旨の連絡が入った
その後招き入れた二階堂と共にひろの食事を見届け自分が出掛ける時間となった時、
すっかり目も覚めた小さな彼は状況を把握したのか昨日の様にぐずる事は無くとも、二階堂に抱っこされた状態で瞳に薄く水の膜を張り恨めしそうにジッとこちらを見つめていた
玄関先での静かな攻防
…そんな目で見られてしまうと非常に行き難い…
「ほら、ミツ。ガヤに行ってらっしゃいは？」
「………いってらっしゃ…、」
「…じゃぁ、ニカ後よろしく。冷蔵庫の中の物や調理器具とかは好きに使って大丈夫だから」
「うん分かった。行ってらっしゃい！」
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kurumi(プロフ) - なななさん» 楽しんで頂けて何よりです♡お気遣いまでありがとうございます。連載は出来る限り間を開けず更新したいのと、皆さんに読んで貰えているのが嬉しいので大丈夫です(笑)！二人の共同生活是非引き続き見届けて下さい( *´꒳`*) (2022年3月16日 21時) (
レス) id: 65b4911c20 (このIDを非表示/違反報告)
ななな(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いています！毎日更新してくださってありがとうございます！大変じゃ無いですか？ご無理ならさないでくださいね(^^)可愛いみっくんに毎日癒されてます♪これからも楽しみです！ (2022年3月16日 15時) (レス) @page44 id: d0578835d1 (このIDを非表示/違反報告)
kurumi(プロフ) - あこさん» ありがとうございます(✻´ν`✻)読み返したくなるお話を目標に書いているのでそう言って頂けて嬉しいです♡チビミツは私も書きながら自ら癒されてました(笑)まだ続く二人の共同生活、是非引き続き楽しんでください！( *´꒳`*) (2022年3月6日 3時) (レス) id: 65b4911c20 (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - kurumiさんのお話どれも素敵で何度も読ませていただいてます。新作のチビミツがかわいくて癒されてます！次の更新も楽しみにお待ちしております！ (2022年3月5日 23時) (レス) id: c1fc4e5bf6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kurumi
| 作成日時：2022年2月14日 1時
