★ ページ18
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…今のうちだ
「色々借りるよ」という言葉と、ひろに「何味がいいかな」と聞きながら気を逸らしてくれてる親友と視線が絡むと「行ってらっしゃい」と目で言われた気がして小さく頷いてから静かに部屋を後にした
その後いつの間にか俺が居なくなってた事に気付いたひろが多少グズった様だったが、親友と二人で作ったドーナツを満足気に頬張ってる写メを仕事の合間に見てホッとすると同時に、自然と緩む頬はどうにも抑えられなかった
雑誌のインタビューと撮影
レギュラーでやらせて貰っているラジオの収録
次のアルバムに収録予定のソロ曲の打ち合わせ
どれも驚く程順調に進み、少し時間に余裕が出来るぐらいだった
当初は遅くなりそうだった為夕飯は二人で済ませて貰うつもりでいたが思ってた以上に終わりも早まったので、これから帰るという事と何か買っていくねと連絡をし、寄り道の為マネージャーには家の近くのスーパーで降ろして貰う
惣菜を幾つか選び、親友へのお礼とひろへのお土産のデザートも一緒にカゴへ入れた
会計を済ませお店を出て家までの道を歩く中、
出掛ける際の一悶着にはあんなに困惑したにも関わらず今は早く顔を見たいななんて、
柄でも無い事を考えながら進む足取りは不思議と軽くなっていた気がした
「ただいま」
玄関の扉を開けて声を掛けるとほぼ同時
リビングからはドタドタと多少慌ただしい物音と足音が響いてきた
「たいすけ！」
「ひろ、ただいま」
ドアが開き廊下の先からこちらを見るなり満面の笑みを浮かべて一目散に走ってくる
しゃがんで小さな体を受け止めるも、あまりの勢いに思わず後に倒れそうになってしまった
「良い子にしてた？」
「うん！よいこしてた！どーなつつくった！」
「ほんと？ ふふ、楽しみだな」
ひろを抱き上げリビングに向かう
後ろ手にドアを閉め、音がするキッチンを覗くと空腹を誘う良い香りが漂っていた
「お帰り、太輔」
「ただいま。 あれ、もしかして何か作ってくれた？」
「簡単な物だけど汁物と副菜をちょっとね」
「うわぁ、ありがとう。 これ、惣菜と二人へのお土産。ワタもご飯食べてくでしょ？」
「そうだね。お邪魔させて貰おうかな」
ソファで待っててねと、下ろし親友と二人で夕食の準備を進める
途中、キッチンから覗き見ればちょこんとソファに座り足をブラブラさせている小さな彼は何だかご機嫌な様子だった
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kurumi(プロフ) - なななさん» 楽しんで頂けて何よりです♡お気遣いまでありがとうございます。連載は出来る限り間を開けず更新したいのと、皆さんに読んで貰えているのが嬉しいので大丈夫です(笑)！二人の共同生活是非引き続き見届けて下さい( *´꒳`*) (2022年3月16日 21時) (
レス) id: 65b4911c20 (このIDを非表示/違反報告)
ななな(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いています！毎日更新してくださってありがとうございます！大変じゃ無いですか？ご無理ならさないでくださいね(^^)可愛いみっくんに毎日癒されてます♪これからも楽しみです！ (2022年3月16日 15時) (レス) @page44 id: d0578835d1 (このIDを非表示/違反報告)
kurumi(プロフ) - あこさん» ありがとうございます(✻´ν`✻)読み返したくなるお話を目標に書いているのでそう言って頂けて嬉しいです♡チビミツは私も書きながら自ら癒されてました(笑)まだ続く二人の共同生活、是非引き続き楽しんでください！( *´꒳`*) (2022年3月6日 3時) (レス) id: 65b4911c20 (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - kurumiさんのお話どれも素敵で何度も読ませていただいてます。新作のチビミツがかわいくて癒されてます！次の更新も楽しみにお待ちしております！ (2022年3月5日 23時) (レス) id: c1fc4e5bf6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kurumi
| 作成日時：2022年2月14日 1時
