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「仕事に行くだけだよ。必ず帰って来るから、大丈夫。 ね?」
そう宥めるもあまり納得出来ていない雰囲気の北山は「ぅぅ…」と小さく声を出してはぎゅうっと強く抱きついてくる
「あー!ガヤがちびミツ泣かせてる!」
これは先が思いやられるなと心配していたらいつの間にこちらの様子に気付いたのか、
他のメンバー達と相談していた筈の二階堂が急に声を上げた
一番突っ込まれたくない相手に見つかってしまった
「キタミツはガヤさんと離れるのが寂しいんじゃない?」
「え、今からそんな状態? 大丈夫なの明日から」
「そこは俺達次第だよ。いかにミツに寂しい思いさせないかね」
「遊び内容とか対策考えないとだなぁ。何が良いんだろ」
「最近の子供の流行り調べてみる?」
手助けして貰えるのは有り難いが心配してくれているのか、ただ単に楽しんでいるだけなのか
目の前のメンバー達のやり取りを見てると本音はどちらなのかイマイチ分からない
考えなきゃいけない事、やらなきゃいけない事が山程ある中初日から早々に少し先が思いやられる現状に
未だグズグズしながら抱き着いたままの北山の頭を撫でて小さく溜息を吐いた
「そういえば気になってたんだけどさ」
その後マネージャーが用意してくれたスケジュールの一覧を見ながら相談しとりあえず一週間の予定を組み立てた
この後の仕事に向かうメンバー
自分含め今日は終わりで帰るメンバー
それぞれ移動の為の準備をしてる中、急に千賀から声を掛けられる
「なに?どうしたの」
「ガヤちゃん、チビ宏光の事今まで通り"北山"呼びしてるよね」
「…え?」
突然何を言い出すのかと思えば、
「、、だって北山には変わりないでしょ」
「まぁそうなんだけど。 でも今はちっちゃいじゃない。子供じゃん。"北山"て、何か、他人行儀過ぎない?」
まぁ、俺達の呼び方が"ミツ"や"宏光"なのは元からだけどさ
と千賀は続ける
「小さな子供相手にしかも向こうはガヤちゃんに懐いてる訳だし。ちょっと、歩み寄ってみるのもいいんじゃないかな」
自分達にとっては何処かいつまでも"末っ子最年少"と思っていた彼に最もな事を言われ思わず言葉に詰まってしまった
会議室の奥の方。玉森、二階堂と戯れて楽しそうにキャッキャしてる北山を見ながら思考を巡らせる
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kurumi(プロフ) - なななさん» 楽しんで頂けて何よりです♡お気遣いまでありがとうございます。連載は出来る限り間を開けず更新したいのと、皆さんに読んで貰えているのが嬉しいので大丈夫です(笑)!二人の共同生活是非引き続き見届けて下さい( *´꒳`*) (2022年3月16日 21時) (レス) id: 65b4911c20 (このIDを非表示/違反報告)
ななな(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いています!毎日更新してくださってありがとうございます!大変じゃ無いですか?ご無理ならさないでくださいね(^^)可愛いみっくんに毎日癒されてます♪これからも楽しみです! (2022年3月16日 15時) (レス) @page44 id: d0578835d1 (このIDを非表示/違反報告)
kurumi(プロフ) - あこさん» ありがとうございます(✻´ν`✻)読み返したくなるお話を目標に書いているのでそう言って頂けて嬉しいです♡チビミツは私も書きながら自ら癒されてました(笑)まだ続く二人の共同生活、是非引き続き楽しんでください!( *´꒳`*) (2022年3月6日 3時) (レス) id: 65b4911c20 (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - kurumiさんのお話どれも素敵で何度も読ませていただいてます。新作のチビミツがかわいくて癒されてます!次の更新も楽しみにお待ちしております! (2022年3月5日 23時) (レス) id: c1fc4e5bf6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kurumi | 作成日時:2022年2月14日 1時