ぼくらのせんせい。 s×s

#22 ページ24

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智 ｢翔にぃ〜って。｣



俺の最近の日課になっている、翔くんのお迎え。


今日は潤も行きたいって言うから、
一緒に翔くんのお迎えに行くことに。

もちろん、潤は明日も学校だからもうパジャマなんだけどね。


21時30分ごろ…



翔 ｢おまたせ。
ふふ、今日は潤も来てくれたの？｣


潤 ｢ん！｣


智 ｢ふふ。｣



そうして家に帰り、
潤を寝かしてから翔くんの元へ。


ふふ、おいら翔くん大好きなんだと思う。


もちろん、みんなも大好きだけど
甘えられるのってなんだか翔くんだけ。


歯医者さんの翔くんには甘えられないのが現実なんだけどね。



歯医者行きたいな。って…
ちゃんと治したいな。って…


最近はよく思う。


けど…体は無意識に嫌がるんだ…。



そんなことを
思いながら過ごしてたら、翔くんが休みの日。



翔くんに、
｢少し医院来てみる？｣って言われた。



智 ｢えっ…｣


翔 ｢あ、嫌ならいいんだよ？
今日なら俺も私服で行けるからいいかなっと思っただけで…｣


智 ｢……｣



翔 ｢ほんとに嫌なら大丈夫だから。
…いきなりこんなこと言ったのは俺だしさ？｣


智 ｢…ちりょ…しなきゃ…いけない…？｣



翔 ｢今日は歯医者の中に入ってお話でもできたらなって思っただけだよ。｣


智 ｢それだけなら…｣



翔 ｢ありがと。
そんなに怖くないからね。｣


智 ｢こくん。｣



そんなこんなで翔くんの務める歯医者へ。

…いつもの迎えとは違って。


少し怖い。



でも、夜に行くよりは、

午前中の方がまわりが明るいから、
行き帰りは少し怖くないような気もする…






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