ぼくらのせんせい。 s×s

#18 ページ20

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和也 ｢翔にぃ？｣


翔 ｢ん？そんなに心配か？笑｣



和也 ｢んーん、別に。｣


翔 ｢はは、そう？
じゃあ今から始めような。

麻酔して削っていくからリラックスしてて？｣




口を開けると、
翔にぃの男らしい手がはいってくる。


麻酔って痛いから苦手だけど…


…うん、そんなこと言えないし…。



てか、翔にぃは普通に治療を進めようとするけど…


俺の歯を診てなんて思ってるんだろう…？




そんなことを思ってると、

｢はい、終わり。
和は麻酔は大丈夫な子なんだねー｣って。



…え？

もう麻酔打ったの？




翔 ｢ん？ほら、うがいして？
しびれてくる前にうがいしたほうがいいよ〜｣


和也 ｢ますいしたの…？｣



翔 ｢ん？するって言ったでしょ？｣


和也 ｢んーん、そーじゃなくて…｣



翔 ｢ん？｣


和也 ｢痛くなかったから…｣



翔 ｢あぁ。笑

痛がりの和くんのために
表面麻酔もしたからなぁ。

病院で小さい頃逃げ待ってたから、
注射とか嫌いなのかなって思ってて。｣


和也 ｢そんなわざがあるの？｣



翔 ｢技というか…

まぁ、大人にはしない人も多いけど。
子供の場合したりすることが多いかな。

俺は使っちゃうことも多いけど。

和みたいな怖がりさんには特にな。笑｣


和也 ｢翔にぃのばかっ！｣



翔 ｢はは、痛くなかったんなら馬鹿でも結構。笑｣


和也 ｢もうっ…


てか、みんなすればいいのにね、それ。｣



翔 ｢痛くないのが一番だもんな。｣


和也 ｢こくん。｣






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