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日常 ページ2

Aside



『あの人、本当に綺麗な顔してる。』


端正な顔を眺めながらチーズを齧る。


「Aって本当に人の顔しか見ないわね。」


『まぁ、顔見りゃ大体分かるし。

…………てかマートル、何で頭に蜘蛛付けてるの?』


そう言えば固まるマートル。


固まってくれてるお陰で容易く蜘蛛を取れる。


「最悪………きっとあの蜘蛛の行列の時だわ。」


どんどんと顔を青ざめていくマートル。


どうやら災難にあったらしい。


哀れだなと思っていると


突如食堂に黄色い歓声が広がった。


ぞろぞろとテーブルを占領していく女の子の軍団。


女の子達を引き連れているのは飛び抜けて背が高いスリザリン生。


おぉ、流石はトム・マールヴォロ・リドル。


顔だけは綺麗だよな。


そう思いながら


賑やかなのはいつもの事なので気にせず


『マートル、

蜘蛛が落ち着くまでトイレに籠るのは危ないよ。

多分バジリスク動き出してるから。』


とマートルに言う。


「バジリスクって何?」


『水道管を移動してるデカイ蛇。

目があったら即死の怪物。』


だから水回りの付近は危ないよ。


そう伝えれば


「何で学校にそんなのがいるのよ。」


と返すマートル。


『それな。』


何て下らない話をしながら、


次の授業は何だったかと考える。


「そう言えばA。

フェリックス・フェリシスは受け取ったの?」


『やば、今日の昼までじゃん。』


「行ってらっしゃい。」


先生に呼び出しを食らっていた事を思い出す。


残る時間はあと5分、


魔法で箒を出し、窓を突き破って植物室へ向かう。


『マートル!!!修復お願い!!!!!』


あとで糖蜜パイでも持っていこうか、


そう思いながら


スピード違反をし、植物園に向かう。


途中、校長に出くわすも見逃して貰った。

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水飴 - 主人公のMs.バージルの性格がとっっても好みで惹かれました…!めっちゃ好みです。フェリックス・フェリシス、やばすぎです…(笑)これからも頑張ってください! (2月4日 23時) (レス) @page4 id: 3c15e5a05c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モルタル | 作成日時:2023年10月24日 19時

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