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警戒 ページ12

Aside



伊「Aさんって忍じゃ無いんですか?!!」


伏「だったら何で手裏剣使えてたんですかぁ?!」


A『適当に投げたら当たっちゃいました。』


そう言えば奥で大笑いする牧子さんに


ショックを受ける伊作くんと伏木蔵くん。


気にせずみたらし団子を食べていれば


雑渡「Aくんって本当に何者なの〜?」


と雑渡の旦那に聞かれる。


A『雑渡の旦那が1番ご存知では?

それとも、まだ他に聞きたい事が?』


と尋ねれば


雑渡「あ、そうそう。

さっきはどうして私だって分かったの?

前回来た時は山伏の格好して顔も見せて無いのに。

ましてや声も出してない状態で。」


と今思い出したとでも言うように質問される。


A『どうしてって………包帯を巻かれていても

大柄の忍って雑渡の旦那しか思い当たらないですし

むしろ顔を見れない分、

骨格と筋肉の付き方見てたので。』


そう答えれば


雑渡「へぇ〜そう。」


と疑いの目を向けられる。


うわっ、この視線懐かしい。


というか此処で話す事間違えたら死にそうだなぁ。


どうしたものかと考えながら


A『雑渡の旦那はどう思ってるんです?

私の事。』


と聞けば


雑渡「…………全く分からない。」


と返される。


A『ま、

分からないモノは警戒されて当然ですよね。』


雑渡「悪いね、でも本当の事だよ。」


A『慣れてるので大丈夫ですよ。』


どうやったら警戒されなくなるかなぁ。


なんて悶々と考えていれば、鼻がむず痒くなる。


A『クシュ!!…………………ん?』


くしゃみと同時に、首もとを何か通った気がする。


辺りを見回すと


雑渡の旦那の近くの柱に包丁が刺さっている。


まるで雑渡の旦那の頸を狙ったかのように。


A『大丈夫ですか?!お怪我は??!』


一体誰が包丁を投げた?


そう思い包丁が飛んできた方向を見れば


鬼の形相をした牧子さんがポツリと立っていた。


牧子「雑渡………………次は無いよ。」


雑渡「すみません。」


雑渡の旦那は一体何をやらかしたのだろうか。


何も理解出来ずに、


取り敢えず


カタカタと震える伏木蔵くん達の背中を擦る。


A『旦那ぁ、一体何やらかしたんです?』


と雑渡の旦那に聞けば


雑渡「私が君を傷付けたと判断されただけだよ。

それにしても、彼処まで殺気を出されるなんてね。」


と言われた。

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作者名:モルタル | 作成日時:2024年3月17日 15時

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