団別×再開 ページ10
本に再び目をクロロを横目にAは立ち上がる。
「行くのか」
『うん、もう行くよ。待たせてる人たちがいるから』
「そうか」
いつの間にか明け方になっており、入ってくる日の光でAの顔がはっきりと見えた。
自分と同じその黒目は意志がハッキリとしていた。
「無茶するなよ、おまえは俺の団員だからな」
Aは少し笑い、その場を去った。
「…………」
クロロは少し息をはき、本を閉じたのだった。
・
走っていると少し遠くに三人の影が見えたのだった。
そんな3人に軽く手を挙げる。
「あ、A！」
三人はAに気づくと手を振った。
久しぶりに見る三人にAは『久しぶり』と小さく言った。
「ちょっと、あんた！どこまで行ってたのよ！心配したじゃない！」
「そうだぞ、どこまで行ってたんだよ」
『ちょっと、色々と道に迷っちゃって』
ゴンは「そっか」と納得してくれたけどキルアとビスケの二人は疑いの目を向けてくる。
本当にこの二人似てるな。
「それじゃあ、Aも帰ってきた事だし今日は休みにしようかしらね」
「そうだな！」
「ちょっと早いけどパーティーでもやる？」
首を傾げるとビスケは「ふふん、もうすぐ外の世界は新年よ 」と答えた。それを聞いたゴンはハッとした様子で「あー！！」と声をあげる。
『え、なに』
「ハンター試験！キルア！もうすぐ申し込まないと間に合わないよ！！」
「えぇー、折角修行が面白くなってきた所なのになぁ」
「試験の申し込みは確か年内までだわさ」
「だよね！急がなくちゃ……でもどうやって外に出るんだろう？」
「取りあえずマサドラまで行ってみましょうか！！」
その後、四人でマサドラまで行き何とか外に出る方法を見つけることができた。
外に出たのは内緒だから黙っておこ。
『いってらっしゃい』
「…………」
キルアは私をじっと見たあと「合格して速攻で帰ってくる」と少し名残惜しそうに言った。
そんな背中に手をひらひらと振って見送る。
ま、キルアならすぐ合格になるでしょ。
「それじゃ、私達は修行を続けようかしらね」
『あれパーティは？？』
キルアが帰ってきてからね、と言うビスケを横目にしていると誰かが目の前に飛んできたのだった。
Aはナイフに手を掛けた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 775人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆき(プロフ) - みのる日月さん» 尊いコメントありがとうございます！！私もキャラ達が大好きなので生きてる状態で話を進めさせていただきました！これからもよろしくです！！(*´∇｀*) (12月11日 0時) (
レス) id: c3db101d6c (このIDを非表示/違反報告)
みのる日月(プロフ) - 本作では死んじゃったキャラが生きててマジ嬉しい気持ちでいっぱいです。すごく面白いです！！ (12月10日 2時) (レス) @page32 id: b8a09115f0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - れみさん» そんな嬉しい事言ってくれる読者様には感謝しきれないです……！！！！これからもよろしくお願いします！！(*´∇｀*) (11月25日 1時) (レス) @page30 id: c3db101d6c (このIDを非表示/違反報告)
れみ - 最近学校終わりにこの小説を読むのが日課になっています！とても面白くて癒しです〜！！これからも応援してます！ (11月24日 22時) (レス) id: 4ca435d1be (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 伊波トウナさん» ありがとうございます！！！こっちの作品までコメントしていただき感激です🤤🤤！！！今書いている作成を順番に書いていくつもりなので気長に待ってもらえると嬉しいです！！😇 (7月12日 13時) (レス) id: c3db101d6c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆき | 作成日時：2018年5月15日 21時
