情報.6 ページ7
あとは依頼主からの返信を待つのみ、とAはくつろぐ。
一方シャルナークはなにか作業をしていた。
『‥シャルも仕事？』
あまり深入りはしない程度に聞いてみることにしたのだ。
シャルナークは目線だけこちらに向けた。
「まぁね。」
思っていた通りの返事がきてAは少し安堵した。
あまり深入りしすぎてシャルナークとの関係悪化に繋がるのは御免だ。
『返事まだかなー。』
「今回はどんな仕事だったの？あ、答えられる範囲でいいよ。」
『簡単に言うとー有名人の顔写真を撮ってくる‥みたいな？あーちょっと危険かな。』
「ふーん‥。Aの情報集めすごいもんね。」
『どうだろー。』
「前みたいにまた情報頼むときあるかもしれないなぁ。そのときはよろしく。」
『お金はちゃんと払ってね。』
Aはへらっと笑ってウインクしてみせた。
「俺をなんだと思ってんの。」
『あ、もう行くわー返事まだ返ってきそうにないしー仕事場に戻らないとなんか安心しないやー。』
「ん、じゃあ。」
シャルナークと別れAは考える。
シャルのこと何だと思っているか‥
大切な依頼人には違いないけど、まだ本性を全部見た訳じゃないしなんともいえないっていうのが、本音なのかな‥Aは頭の中でそう思った。
一方シャルナークは‥
「的を射てるんだよなー。お金を払わないっていうところ‥」
独り言を呟いていた。
無事仕事場についたAは、
イルミの情報について考える。
依頼人は何の為にこの情報を使うつもりなのか‥。
情報屋としては一線を越えてはいけないところなのだろうが気になるものは気になる。
好奇心というものはそう簡単に収まらないものだ。
『まぁ返事が返ってきてから考えよ。』
床に寝っ転がり一呼吸した。
と思えばすぐに椅子に座り直した。
パソコンのメールboxを確認する。
依頼がたくさんきている。
『いつになったらこれ全部消費できるんだろ‥』
ため息をついてからカチャカチャと指をひたすら動かす。
そのとき、新たに新着メールが。
きたか！とAは身を乗り出す。
開いてみると‥
【情報確かに受け取りました。報酬は直ちにお支払い致しますが実は直接お会いしたい要件があるのです。ご都合はいかがでしょうか？】
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 41人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
睡蓮 - 面白いです！ (2018年8月2日 0時) (
レス) id: a63af7b3f2 (このIDを非表示/違反報告)
千鶴 - 更新q(^-^q)！ (2016年10月12日 20時) (レス) id: d56fa34269 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - かぐやさん» おぉ！！！！コメントありがとうっ(゜▽゜*)ﾃﾍｯ(*つ▽`)っﾍﾟﾛｯ。Twitterでも絡もうね！！！ (2016年8月7日 16時) (レス) id: 9361d0438e (このIDを非表示/違反報告)
かぐや(プロフ) - 更新楽しみに待ってる!!!!!!!!!!!! (2016年8月7日 9時) (レス) id: 7761bad027 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - みねさん» ありがとうございますっ(°▽°)ﾋｬｰ大好きとか半端なくキュンキュン‥‥ごほんっ、嬉しいです∩(´∀｀∩)ﾜｰｲ！コレからもヨロシクです！！ (2016年7月31日 23時) (レス) id: 9361d0438e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆき | 作者ホームページ：https://marshmallow-qa.com/na_ho21
作成日時：2016年7月27日 15時
