長い髪の少女1 ページ20
私はある人を探した。
それは、レテだった。
あの夢を日々見るようになり、気になってしょうがない。
傘をさして、明治の町を走る。
ある橋のところに辿り着くと、歌声が聴こえた。
綺麗で、どこか切なくて。
急な斜面を階段を使い下りていく。
その声の主が雨宿りをしていた。
黒いフードを被っていて、顔は見えない。
『あ、あのっ!!』
「ん?」
その人が振り返ると、紅い瞳が見え輝いた。
普通の人なら怯えるだろうが、私は逆に喜んだ。
『レテっ!!』
私が駆け寄ると、「おう、元気にしてたか?」と言った。
『レテ、どうしたの?傷だらけじゃない……。』
レテ「ちょっとな……。妖怪退治でボロボロになっただけだ。」
『そう……。あのね、私……。全て思い出したはずなのに、1つだけ気になる事が……!!』
レテ「それが、思い出せないのか?」
『うん!』
レテ「お前は、長い事生きているんだから、1つや2つ……いっぱい忘れてるに決まってるだろ……。」
『でも、これだけは忘れちゃ駄目な気がして!!絶対に……。』
レテが考え始めた。
そして、口を開いた。
レテ「実は、私も思い出せないんだよ。お前と同じ。大切な何か。忘れてはいけない何か……。」
『そ、そうなんだ……。』
すると、レテはまた歌い始めた。
聞いたことのない歌を。
レテ「思い出せない彼女と作ったんだ。歌詞だってある。けど、半分は彼女に渡したから続きが分からないんだがな……。」
『……。私、探してみるよ。』
私がそう言うと唖然とした。
『その歌の続き気になるもん。』
レテ「じゃあ、任せた。」
『うん!』
私は約束した。
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はう - 私も めいこい で春草が一番好きです!私も訳ありで3dsで見てるんですけど…(´`…私は貴方の書く作品好きです!今後頑張ってくださ~い!応援してまっす (2019年12月1日 23時) (レス) id: 251c6643f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:千鳥 | 作成日時:2019年4月10日 18時