【明治東亰恋伽】孤独少女は、沫泡に…【菱田春草】 (ページ13)

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番外編～もしも、転生したら…？～ページ13

久しぶりです。
めっちゃ忙しくて、なかなか書けない日々が続きましたが、短編を少し書いて行きたいと思ってます。
今回は、転生した?!を題材に、君が笑うからと、孤独少女の二つのパターンをやっていきます!

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*君が笑うから*

私は、A。大学生だ。
実は、前世の記憶がある。

実は、菱田春草の恋人だった。
そして、明治時代にタイムスリップしたおかげで結ばれた。

そして、まさかのまさか、東京芸術の学校に瓜二つの彼そっくりがいるじゃないか。

名前も、一緒だし。

親絶対、菱田春草になって欲しいとか考えただろう。

でも、私はそんな彼が好きだ。
前世でもその人の恋人だったのだから……。

でも、学部が違うから、話かけたことがない……。

おまけに、イケメンだから、周りの女子から大人気……。

私が近寄る隙もない。

「あの……。」

『はい…？』

私に話しかけてきたのは、噂をしていた春草くんだった。

春草「これ、落としたよ。」

『あ、ありがとう…。』

きっと、これで最後だろうな、話せるのは……。
春草くん……。

春草「Aさん、後これ。」

渡されたのは、メアドだった。
何故私に……?

すると、彼の姿ははもう無かった。

メアドを知ったとしても、何を送ればいいのか分からない……。

あー、どうしよう……!!

次の日、何か重い物を背負っているような気持ちで学校へ行った。

春草「Aさん、おはよ。」

『お、おはようございます!!!』

深々のお辞儀をした。
朝からそうそう、話しかけられてしまった……!!

周りからの女子の視線が痛いのだが……。

春草「メアドもしかして、間違ってた…？」

『ちち、違いますっ！えっと、何を送ればいいか分からなかったので……。』

春草「もしかして、自分から何か物事をするの苦手?」

『！全くその通りです……。』

春草「そうなんだ…。じゃあ、君のメアド教えてよ。」

『えっ!』

春草「俺が何か送るよ。」

何て有難いのだろうか。
私が笑顔になった。

『では…!!』

それから色々と話す内に、余計に彼の魅力を知れた。

ある日、自分の家に来ないかと誘いがきた。

勿論行くと言っておいた。

家に行くと、団地に住んでいるようだ。
親達とは、離れて暮らしているそうだ。