第72話 【姶良伊織】 ページ24
え…さみしっ!
僕1人!?みんな遊園地行っちゃったの!?
さみしっ!
しばらくミルキィちゃんの面倒をみて社長室から出たら事務所に僕以外誰もいなかった
みんながみんな遊園地に行った訳じゃないだろうが
ヒドイ
年寄りは寂しいと死んでしまうのだよ!
僕も遊びたい…いやいや違う違う!みんなは調査しに行ったんだ!決して遊んでる訳では…
らーらーらーらーらーらーらー♪
「お?」
僕の携帯の着信音が鳴った
どうしよう…電話に出る方法がわからない…
とりあえず適当にいじってみる
「これじゃあなくて…これでもないな…えっと…」
ピッ
小さな電子音がして聞こえて来たのは
がやがやした音と
「あ!伊織お兄様!千春です!」
千春の声だった
「あぁ千春!調子はどうだい?」
ふと、がやがやした音の中に悲鳴が聞こえた
「千春!?叫び声が聞こえたのだが!無事かい!?」
そんな…とうとう千春にまでっ!
「…?いや…これは皆さんがジェットコースターに乗っているだけですけれども?」
………遊んどるやないかーい
休業中の遊園地わざわざ動かしてもらってるのかい?
「…そうかい…それで用件は?」
少しだけ冷めた声に気付かず千春は喋り始めた
「…あぁそれがですね…風船の中には水素が入っていたっていう考えが出たのですが…
証拠はないですが…」
「おお!頭いいね!もうほとんどそれ確定だよ!きっと!じゃあ後は…証拠と水素入れた犯人を捕まえれば…依頼完了かな?」
「そうですね…あと犯人は子供嫌いなのでは?っていう説も…証拠はないですが…」
「そうだろね〜うん!なんだ!遊んでるばっかじゃなくて考えてもくれていたとは…さすが我が社員だねぇ!千春も夕ご飯までには帰ってくるんだよ。」
「了解です!では失礼しました」
通話が切れた
「はぁ〜…良かった…何かあったかと思った…」
思わず接客用のソファに座り込んでしまった
「じゃあ、夕飯でも作ろうかな」
とりあえず奥にあるキッチンで夕飯に食べる鮭を焼く事にした
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マリー(プロフ) - 五木さん» 作ってきます!お待ちください! (2016年9月27日 6時) (レス) id: d04a2a0312 (このIDを非表示/違反報告)
五木(プロフ) - 最深さん» マリーさんが3を作るのを待ちましょうか… (2016年9月27日 1時) (レス) id: f7b65337af (このIDを非表示/違反報告)
最深(プロフ) - お話いっぱいになってしまいました…どうすればいいですか? (2016年9月26日 23時) (レス) id: 28cca0cd0a (このIDを非表示/違反報告)
りんご飴 - 五木さん» 分かりました、ありがとうございます! (2016年9月26日 22時) (レス) id: 40db855e05 (このIDを非表示/違反報告)
最深(プロフ) - 更新しますー (2016年9月26日 22時) (レス) id: 28cca0cd0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マリー x他5人 | 作者ホームページ:この作品の作者は画面の目前の君!君だよ!
作成日時:2016年8月30日 10時