73話・新しい居所 ページ40
『……、ん。あれ。』
「気が付きましたか?」
安心する声。
何で、何で、貴方が私の目の前にいるの。
一星くん＿＿＿＿。
一星「皆さんにはバレてないんで大丈夫です。」
『……。』
一星「……。」
沈黙の空気が続く。
私も、もう話す気すらない。
心を開けない。
一星「ごめんなさい。僕だけでも、Aさんを救えたら良かったんですが……。」
責めないで。
悪いのは私だから……。
一星「バレなければ、ここに居てください。」
『……？』
一星「必死で、Aさんを隠し通します!」
『私……、此処で生活します。』
ガラっと扉をずらす。
『何も入って無いんですね。まあ、私も入れてませんでしたが。』
一星「……。」
『暗くて狭い所好きなんですよね。でも夜は、光が無いと無理です。暗闇嫌いなんで。』
一星「じゃあ、何故……。」
『昼間は、光が入るから大丈夫。』
顔が呆れてる。
押し入れ、良い。
落ち着く。
『ご飯は……。』
パッと目が合う。
一星くんじゃない。
「え？Aちゃん……？」
大谷さんだ＿＿＿。
一星「こ、これには理由がありまして……。」
、
、
、
、
、
大谷「なるほど……。」
彼女は全て理解してくれて、秘密にすると約束してくれた。
大谷「お腹空いてますよね？何か持ってきますね。」
『あ、私……。胃が調子悪いんで大丈夫です。私、胃が弱くて……。』
大谷「だったら尚更！胃に良いもの持ってきます!」
そう言って、部屋を飛び出して行った。
大丈夫かな…。
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西 - この方角に福があるはずです
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千 - ゲゲゲのサクヤさん» コメありがとうございます。はい、頑張りたいと思ってます。 (2019年5月5日 18時) (
レス) id: 728c16d1eb (このIDを非表示/違反報告)
ゲゲゲのサクヤ - 作者さん頑張ってくださいね (2019年5月5日 17時) (レス) id: 61d29551d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千 | 作成日時：2019年4月30日 17時
