65話・怪我 ページ32
やっと、日本側のベンチへの道に辿りついた……。
どれだけ迷ったことだろうか……。
階段に、一歩踏み込み軽い足取りで、上がっていく。
そして、角にガンっとぶつけた。
絶対、打撲レベルだよこれ……。
ま、どうせ試合出ないからいっか!
趙金雲「はーい。選手交代〜!」
私の頭には、“マジか”の三文字しか浮かばなかった。
けど、これぐらいなら出来るよね！
うんうん！！
一星「無事でよかったです。」
『ご、ごめんねー。心配かけたよね……。』
一星「はい、めっちゃ心配してましたから……。」
『ま、この試合勝つために頑張る!』
意気込みを一星くんに行って、ボジションの場所に移動する。
どうせ、DFだからあまりあれなんだけどね……。
かくかくしかじかあって、アフロディさんのおかげで、前半が過ぎていった。
案の定、私の足の限界がきている。
けど、オリオンを倒すまで私は、諦める訳にはいかないんだ……!!!
すると、深刻そうな顔をした一星くんが私に近付いてきた。
一星「Aさん、足見せて下さい。」
『え……？』
一星「痛めてますよね……?」
『そんなことないよ……？』
私が、ほぼ無表情な顔に、酷しい顔が浮かぶ。
一星くんに足首を押されたのだ。
一星「嘘つき……。」
『っ……。』
結局、ちょっと出ただけで私の出番終了ー。
色々と、ドジとか言われたけど、そんなの言葉より、足の痛みより、試合に出れないのがよっぽど辛かった。
『私、ちょっと先に戻りますね……。』
大谷「着いて行かなくて大丈夫?」
『うん。』
この一歩が、私の最悪な運命の道への一歩だったのだ。
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西 - この方角に福があるはずです
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千 - ゲゲゲのサクヤさん» コメありがとうございます。はい、頑張りたいと思ってます。 (2019年5月5日 18時) (
レス) id: 728c16d1eb (このIDを非表示/違反報告)
ゲゲゲのサクヤ - 作者さん頑張ってくださいね (2019年5月5日 17時) (レス) id: 61d29551d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千 | 作成日時：2019年4月30日 17時
