47話・君も味方 ページ13
野坂「にしても、私服のAも可愛いね。」
『……!!!???目、大丈夫ですか……!?』
野坂「ははっ、冗談とか思ってる？本当だよ。」
野坂の顔が私の顔の目の前にくる。
私の顔はどんな顔だろうか。
きっと恥ずかしく赤くなっているだろう。
野坂「そんな顔されると、君が欲しくなるよ。」
彼は、サラッと言うが。
嘘だ。
こんな私が好かれるはずがない。
オリオンの使徒で、裏切り者で……。
信じちゃいけない。
信じていいのは、私の夢の君だけ。
『私は、皆さんから好かれる理由がありません……。知ってます、私が嫌われてるの、全部……。』
野坂「そんな事無いんじゃないかな。僕意外にも、君を好きだって思っている人はいると思うよ。」
『悠馬くんは……、誰にでも優しくし過ぎです……。』
私の目からは、大粒の涙が流れている。
野坂「後、逃げたければ逃げるといいよ。僕の恋敵は追ってくる。」
『へ？』
僕の恋敵が追ってくる……?
つまり、悠馬くんの好きな人を好きだと思っている人がいて、その人が追ってくる……?
でも、私は逃げる必要ある？？
『てか、恋敵って誰?』
野坂「君、鈍感だね。皆だよ、皆。」
『あ、なるほど。じゃないですよ!!それだと、悠馬くんがまた虐められる……?!行こう、うん行こう。』
野坂「え。」
私より、悠馬くんが動揺している。
お構い無しに、彼の手をとる。
野坂「まぁ、二人きりになれるからいいか。」
『何か言った？』
野坂「別に。」
幼い頃、味方してくれたのは君ではないが、今の君は私の……味方だ。
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西 - この方角に福があるはずです
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千 - ゲゲゲのサクヤさん» コメありがとうございます。はい、頑張りたいと思ってます。 (2019年5月5日 18時) (
レス) id: 728c16d1eb (このIDを非表示/違反報告)
ゲゲゲのサクヤ - 作者さん頑張ってくださいね (2019年5月5日 17時) (レス) id: 61d29551d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千 | 作成日時：2019年4月30日 17時
