10話・言い合い ページ10
夜ご飯の時間になった。
皆早くも、並んでいた。
最後尾には、氷浦くんが並んでいた。
氷浦「やぁ。さっき、何かあったの?一星くんが運んでたけど。」
『え？えっと、ちょっと色々あったんだよ。』
氷浦「そっか。」
氷浦くんとか、まさか他の人達も一星くんが僕を運んでた所見られた?!
あー、恥ずかしい……!!!!
氷浦「大丈夫?」
『へ?あ、だ大丈夫ですよっ!!!???』
どうしよう、全然上手く喋れてない。
これも、薬の効果?!
僕が慌てふためいていると、お盆に料理が乗せられた。
何とか助かった状態。
そして、ぼっち飯。
いい加減、友達作ろうかな〜、とかしみじみ感じながら食べていると、「ここ、いいですか?」と声が聴こえた。
『一星くんか……、いいよ。』
一星「圭さん、まだ野坂さんにはバレてないですよね？」
『一応。てか、野坂さんとは喋ってないし…。』
僕は、水を含んだ。
けれども、それを咄嗟に、離した。
一星「さ、流石にそこにまで、薬は入ってませんよ……。」
『だよな、はは……。』
これから、色々気をつけてないとだな。
あの、皇帝様が何を仕掛けてくるか……。
『……。一星くんに、お願いなんだけど……。』
一星「ん？何?」
『僕を、弟子にしてください。』
彼が咳込んだ。
僕は、咄嗟に謝った。
『すみません、急に変な事言って……!!』
一星「ぅ……、別に大丈夫だよ。でも、それってどういう事?」
『僕にも、一星くん見たいな、データ分析能力が欲しいんです。』
一星「なるほど……。」
『駄目ですかね……?』
僕がそれを言うと、彼は頬を桜色に染めた。
一星「そんなに……、可愛く……お願いされたら……断れないだろ……!!!」
『か、可愛い何て……。い、言わないで下さいよっ!!!』
僕は、勢いよく立ち上がった。
すると、彼まで。
一星「そ、それは圭さんが可愛く言うからですよ!!!」
『はぁ？僕が可愛く言っただって?!それは、絶対ないね!!そんなに、僕をからかって楽しい訳?!』
一星「素直に、可愛いって言ったんですから、受け入れたらどうですか!!」
『そ、そんなに可愛い可愛いって、言われたら………!!!』
僕の顔が熱くなる。
かなり照れている。
いつもは、何も感じなかった感情が溢れて行くようだった。
『恥ずかしいじゃないですか!!!!』
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イナアレオリ - 良かった^_^一星君居ましたありがとうございます！ (2019年7月14日 18時) (
レス) id: 2e62a84241 (このIDを非表示/違反報告)
イナアレオリ - えぇ？一星君居ない…一星君の成り代わりの小説ですか？それも面白い！ (2019年7月14日 18時) (レス) id: 2e62a84241 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千 | 作成日時：2019年4月17日 17時
