29話・罠は卑怯 ページ29
練習が終わった後、彼女が心配なので夕飯の前に寄ることにした。
三回ノックして、「僕だけど、入っていい？」と言った。
返事が帰ってきて、大丈夫のようだ。
一星「具合、どう？」
『すっごい良くなった!』
僕は、棚に置いてあるものに目がいった。
一星「これ、どうしたの？」
『あぁ、さっきね。野坂くんがくれたの。ビタミンたっぷりのドリンクとか言ってたよ。』
これを飲んだら、嫌な予感がするのは気のせいだろうか。
いゃ、絶対気のせいじゃない。
一星「飲まない方がいいんじゃない……?ほら、前にも飲んで……。」
『あったわね…。でも、これ市販で売っているやつよ。何回か買ったことあるし。』
彼女がそう言うのなら、安全だろう。
彼女は、蓋を開け飲み始めた。
けれども、３分の１飲んだ所で蓋をしめた。
『あまり、飲んでもね。次夕飯だし…。』
一星「………!!」
『どうしたの？』
--------------------------------------------
彼が驚いた顔をしている。
一体どうしたと言うのだろうか。
一星「み、耳が……。」
『え？耳？？何、声でも聴こえなくなったか？』
一星「鏡……。」
これは、鏡を見ろと言うことであろう。
仕方ないので、洗面所の鏡で自分を見ると……。
『なんじゃこりゃっ!!??』
私の声が響く。
また、野坂くんの罠に引っ掛かってしまった。
これは、世に言う、ケモ耳と言うものであろうか。
一星「何、野坂さんの罠に引っ掛かってるんですかー!?」
『しょ、しょうがないでしょ!!ど、どうすればいいのよ!?』
このまま、食堂に行くわけにもいかない。
一星「そうだ…!」
彼が思い付いた事は、少し不思議に思われがちな、ものだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 62人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
イナアレオリ - 良かった^_^一星君居ましたありがとうございます！ (2019年7月14日 18時) (
レス) id: 2e62a84241 (このIDを非表示/違反報告)
イナアレオリ - えぇ？一星君居ない…一星君の成り代わりの小説ですか？それも面白い！ (2019年7月14日 18時) (レス) id: 2e62a84241 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：千 | 作成日時：2019年4月17日 17時
