26話・何気無い争い ページ26
私が心の底から泣いていると、「どうしたんですか、次は？」と話しかけられた。
この声、絶対一星くんだ。
『いゃ、別に。』
一星「いっつも、ぼっちですよね？」
『……、そこは触れないでくれ………。』
一星「……。僕が一緒に食べてあげますよ。」
『!!!』
私の顔がﾊﾟｯと明るくなる。
一星(表情が変わった……。)
『でも、野坂さん達と食べなくていいんですか?』
一星「別に大丈夫ですよ。特に、あまり喋りませんし。」
そうだったんだ。
意外だな……。
私も、一星くんの立場だったら絶対話すことないわ……。
『！ちょっと、それ私のおかず何ですけど。』
一星「嫌いなんですよね?」
何で知ってるの……?!
私、一星くんに教えたっけ……。
一星「何で知ってるのって顔してますね。」
『何で?』
一星「理由としては、いつものこれが出る時、いつもより食べるのが遅いですし、それだけ端に寄せられていますし。」
完璧な推理だ……。
これは、嘘つけないな……。
一星「それより、今日も練習しますよ？」
『あ、……。ごめん、今日はちょっと出来ないかも。灰崎くんの方で予約が入ってるの。』
一星「……。そうですか。」
『何で、そんな残念そうな顔するの?!や、やっぱり断って…「そうはいかねぇ…。」灰崎くん?!』
私の肩に、彼の手が置かれている。
灰崎「お前に、圭はやんねぇよ。」
『……。いゃ、やんねぇよじゃないでしょ。皆の練習に付き合うのは当たり前でしょ。』
灰崎「なっ…。」
「彼女が天然で良かったね。」
そんな事をいって、笑いながら通り過ぎる野坂くん。
『とにかく、練習には付き合いますが、一星くんとの約束もあるんで、午後練は一星くんの方を……「圭くーん〜!お買い物頼んでいいですか〜？」はい！分かりましたー!』
一旦落ち着いて、話を続けた。
『午後は……。』
灰崎「お前、監督に何頼まれたか、聞いたか……?」
『勿論、買い物……。あ。』
てことは、午前は潰れるって事ですね、はい。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 62人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
イナアレオリ - 良かった^_^一星君居ましたありがとうございます！ (2019年7月14日 18時) (
レス) id: 2e62a84241 (このIDを非表示/違反報告)
イナアレオリ - えぇ？一星君居ない…一星君の成り代わりの小説ですか？それも面白い！ (2019年7月14日 18時) (レス) id: 2e62a84241 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：千 | 作成日時：2019年4月17日 17時
