19話・救世主 ページ19
いつもより、少し遅く起きた。
試合は、後一時間後。
きっと、テレビ中継で見るだけになるだろう。
そもそも、見れないかもしれない。
試合が始まったようだ。
きっと今回も、日本が勝つ。
だって、私の自慢の出来る人達ですもの……。
「お嬢様。お茶を入れて参りました。」
『いらない。』
「さようでこざいますか……。」
今の私に、お茶などいらない。
私が望むのは＿＿＿。
『兎月の嘘つき……。試合に出してくれるって……。』
「嘘つき呼ばわりは、嫌だね。」
『!!』
ベランダのほうから、声が聴こえた。
直ぐに行くと、庭の方に兎月が立っていた。
兎月「さぁ、行こうよ。試合に。」
『でも、玄関の方には警備がある……。』
兎月「飛び降りて。」
『ちょっ！何考えてるんだよ!』
兎月「大丈夫。私を、信じるんだな。」
何かいつもいつも、偉そうにしている態度が気にくわない。
思いきって、飛び降りた。
すると、なんと言うことでしょうか、ふゎりと着地しました。
『どういう事?!』
兎月「さぁ、行くよ!」
『ま、待って!!女の姿はちょっと……。それに、ユニホームも持ってないし……。』
兎月「これの事か?」
私につきつけられた物は、バッチリ私の番号が書かれた、ユニホームだ。
兎月「女のことだが……、もう隠す必要はあるのか？」
彼女に言われて、ハッとした。
完全に、怪しまれている中、これ以上隠し通すことは、出来ない。
兎月「どうやら、選択は決まったようだな。行くか…!」
私は、軽く頷き兎月の後を追った。
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イナアレオリ - 良かった^_^一星君居ましたありがとうございます！ (2019年7月14日 18時) (
レス) id: 2e62a84241 (このIDを非表示/違反報告)
イナアレオリ - えぇ？一星君居ない…一星君の成り代わりの小説ですか？それも面白い！ (2019年7月14日 18時) (レス) id: 2e62a84241 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千 | 作成日時：2019年4月17日 17時
