17話・練習 ページ17
僕は、急いで走った。
多分、あの少女によって山奥へと連れてこられた。
山奥だぞ？そんな、10分程度で降りられる訳がない。
けれども、時計台の針は６時を指している。
これは、ヤバい。
ここからだと、少し距離がある。
せっかく早起きをしたと言うのに……。
僕が着いた時には、皆揃って練習を開始していた。
『ハァ………、ま、間に合わなかった……。』
僕は、肩から崩れ落ちた。
「練習に遅刻とは……。そんなに、僕のお説教が好きなの?」
そう、野坂くんが言ってきた。
そういう問題じゃないけど、今までの事を話しても聞いてくれなさそうだしな……。
『違いますけど……。色々あったんだよ。でも、遅刻した事は謝るよ。』
野坂「今日は、意外と素直だね。」
『僕、練習あるんで行きますね。』
僕は、彼の横を通り過ぎ、一星くんのもとへ向かった。
一星「遅いですよ。」
『ごめんってば。色々あったんだよ。』
一星「色々って…?」
僕は、目を泳がせる。
言えない。絶対信じてもらえないだろう。
一星「まあいいです。練習しますよ。」
『はい。宜しくお願いします。師匠!』
一星「師匠って……。」
気にくわないのであろうか。
やっぱり、一星くんの方がいいのだろうか。
『一星くん?』
一星「あ……、まず＿＿＿。」
その後色々教わった。
すごい、サッカーをやるのに、ためになる事ばかりだ。
『一星くん、また色々教えて下さい!!』
一星「いいよ。また後で。」
『よしっ!』
一星「何でそんなに一生懸命なんですか?」
『え？』
意外な質問て、驚いてしまった。
別に、ただ強くなりたい。
それだけなのに……。
すると、「圭くーん！圭くんに用があるって人から電話だよ!!」と、つくしさんが叫んでいる。
一体、誰だろう。
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イナアレオリ - 良かった^_^一星君居ましたありがとうございます！ (2019年7月14日 18時) (
レス) id: 2e62a84241 (このIDを非表示/違反報告)
イナアレオリ - えぇ？一星君居ない…一星君の成り代わりの小説ですか？それも面白い！ (2019年7月14日 18時) (レス) id: 2e62a84241 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千 | 作成日時：2019年4月17日 17時
