15話・霧 ページ15
朝、目覚ましと共に起きた。
少し早く。
やっぱり、自主練してからじゃないと、体が動かない気がしたので、前の起きる時間を戻した。
大きなあくびをした後、ユニホームに着替え、静かな廊下を歩いていく。
グランドに着くと、少しばかり、霧がかかっていた。
霧の隙間から、太陽の光がさしこむ。
最初は、外周をしてから、色々筋トレしている。
意外にこれが良かったりする。
ちゃんと、準備運動はしてるぞ←
そしたら、まともにサッカーの練習を始める。
実は、いつも必殺技の練習をしている。
何かいつも、失敗しちゃって……。
DF技を習得しなくては……。
『……zzZZ……、ぁ……。』
いつの間にか、ベンチで寝ていた。
あれれ、いつの間に……。
ついつい、寝ちゃうんだよね。
だから、試合出れないのか←
『はぁ……。』
時間を見ると、まだ５時にも行ってない。
誰よりも、努力すれば強くなれる……。
そう考えていたけれども、彼らは僕よりも練習を続けている。
こうなると、僕は……。
『”私”に戻りたい。』
今思うと、何故サッカーを始めたのだろうか。
理由が分からなくなる。
僕は、また外周をしようとした。
ずっと、走り続けた。
ずっと……。
見慣れない所に、来てしまった。
周りは、木々に覆われ、ポツンと家が建っている。
ここは、何処だろうか。
何故か懐かしい気がする。
僕、此処に来たことがあるのかもしれない。
でも、何故?
すると、鼻唄が聴こえてきた。
そこには、僕よりも年下らしき少女がブランコに、座っていた。
少女は、僕に気が付いたようで、「どちら様でしょうか?」か質問してきた。
『え、えっと迷ってしまい……。』
少女は、不思議そうに、言った。
「可笑しいわね。こんな、山奥に来るなんて…。」
そんなに走ってはいない。
では、ここは何処なのだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 62人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
イナアレオリ - 良かった^_^一星君居ましたありがとうございます！ (2019年7月14日 18時) (
レス) id: 2e62a84241 (このIDを非表示/違反報告)
イナアレオリ - えぇ？一星君居ない…一星君の成り代わりの小説ですか？それも面白い！ (2019年7月14日 18時) (レス) id: 2e62a84241 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：千 | 作成日時：2019年4月17日 17時
