暖かい手をさしのべて5 《リヴァイ》 (ページ29)

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シガンシナ区遠征を控えたある日の晩

ﾏﾙﾛ｢勝てる！勝てるぞっ！！

新兵器があれば巨人なんて紙くず同然だ！！｣

ｼﾞﾔﾝ｢はしゃぎすぎだ

何が嬉しくて今更調査兵になったんだか｣

元憲兵のマルロは調査兵団に移ってきた

ｻｼｬ｢そうですよ！ヒッチに止められたりしなかったんですか？｣

ﾏﾙﾛ｢ヒッチ？ヒッチがなぜ？｣

ｻｼｬ｢なぜってそりゃ…2人はムフフフじゃないですか｣

コニーとニタニタするサシャ

ﾏﾙﾛ｢よく分からないが…

ヒッチにはむいてないだとかいきがるなだとか散々なじられたよ

挙句の果てにはこのまま憲兵にいればうまい汁が吸えるだとか…

ちょっとは見直してたんだがな

見損なったって言ってやったよ｣

シーン

ｺﾆｰ｢クソが…｣
ｱﾙﾐﾝ｢マルロは馬鹿なの？｣
ｻｼｬ｢こいつはおかっぱ野郎ですね｣
ｴﾚﾝ｢なんだよマルロは間違ってねぇだろ｣

一斉に色んなことを言う

ｼﾞｬﾝ｢とにかく、はしゃいでるのはお前と同じ編入してきたやつだけなんだよ｣

ﾌﾛｯｸ｢おいおい、ひでぇな

お前らは歴戦の猛者か？

同じ104期だろ？｣

急にマルロと同じように編入してきた104期のフロックたちが話しかけてきた

ｼﾞｬﾝ｢…お前らと比べればな｣

ﾌﾛｯｸ｢それに俺らだけじゃないぜ？

世間全体がウォールマリア奪還を…って盛り上がってんだ

でも確かに…

お前ら変わったよな

面構えっていうか…

一体何があったんだ？｣

ｼﾞｬﾝ｢…聞きたいか？｣

ﾌﾛｯｸ｢いや…また今度にするよ｣

フロックたちは去っていった

ｺﾆｰ｢じゃあ俺は先にいくぞ｣

ｻｼｬ｢え、もう！？｣

ｺﾆｰ｢明日は朝から調整日だから俺の村に帰ろうと思って

何かわかるかもしれねーしな｣