暖かい手をさしのべて5 《リヴァイ》 (ページ2)

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ｼﾞｬﾝ｢まずい！！逃げ道がねぇ！！｣

壁までさがってどうすることもできない

ｴﾚﾝ｢(なんで…巨人化して俺を食うんじゃなかったのかよ

巨人化するか？

いや、巨人の体程度じゃ守れない)

ごめん…みんな…｣

涙を流して座り込むエレン

ｴﾚﾝ｢俺は…役立たずだったんだ

そもそも最初から人類の希望なんかじゃなかった｣

地面に落ちている瓶に目を止めるエレン

『ごめん、なんで泣いてるのか全く理解できないんだけど』

ｼﾞｬﾝ｢てめぇ今まで自分の力だけでなんとかできたことあったかよ｣

ｺﾆｰ｢弱気だな

別に初めてってわけじゃねぇだろ、こんな状況｣

ｻｼｬ｢別に慣れたかねぇんですけどね！｣

ｺﾆｰ｢まぁあの中飛ぶのはきついけど…｣

ﾐｶｻ｢私がエレンを｣

ｼﾞｬﾝ｢多分気にしてる余裕ねぇからしっかり捕まっとけよ｣

ﾋｽﾄﾘｱ｢うん｣

ｴﾚﾝ｢無理だ…あの中飛ぶなんて…｣

ﾋｽﾄﾘｱ｢じゃあ何？

このまま何もしないでみんな仲良く潰れるか焼け死ぬのを待つの？

私たちが人類の敵だから？｣

ﾘｳﾞｧｲ｢毎度お前にばかりすまなく思うが

好きな方を選べ｣

ｴﾚﾝ｢…！！

くっ…｣

リヴァイとAの顔を見てエレンは決意したようにロッド巨人に向かって走り出した

床に落ちている瓶をもって

ﾐｶｻ｢エレン！！｣

ｴﾚﾝ｢(ごめんなさい…

最後に1度だけ許して欲しい

自分を信じることを！！)｣