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ｴﾚﾝ｢ミカサ！！もういいだろ！！離せよ｣
ドサッ
お姉ちゃんがエレンを壁に叩きつけた
ｴﾚﾝ｢何すんだよ薪が散らばっちまったじゃねぇか｣
ﾐｶｻ｢エレン、調査兵団に入りたいって気持ちは変わった？｣
ｴﾚﾝ｢…
手伝えよ、拾うの｣
ﾐｶｻ｢手伝うほどないじゃない｣
ｴﾚﾝ｢ただいま｣
母｢おかえりなさい
あら、エレン、今日はがんばったじゃない｣
ｴﾚﾝ｢お、おう…｣
グイッ
ｴﾚﾝ｢何すんだよ｣
母｢耳が赤かった。嘘ついた証拠！
またミカサに手伝ってもらったわね？｣
『私も！！私も頑張ったよ！！』
母｢あら、偉いわね〜｣
ギュー
『へへへ
お母さんの匂い』
ｴﾚﾝ｢あれ、父さん仕事？｣
父｢あぁ、内地に診療だ。2、3日かかるかな｣
ｴﾚﾝ｢ふーん…｣
ﾐｶｻ｢エレンが…
調査兵団に入りたいって｣
ｴﾚﾝ｢ミカサ、言うなって…!!｣
母｢エレン、何を考えているの？壁の外に出た人類がどれだけ死んだか分かってるの？｣
ｴﾚﾝ｢分かってるよ！！｣
母｢だったらどうして…｣
父｢エレン、どうして壁の外に行きたいんだい？｣
ｴﾚﾝ｢知りたいんだ、外の世界がどうなっているのか。何も知らずに一生壁の中なんて嫌だ！！それに、ここで誰も続かなかったら今まで命を落とした人の死が無駄になる！！｣
父｢そうか…
船の時間だ。行ってくる｣
母｢ちょっとあなた！もっとエレンを説得してよ｣
父｢カルラ、人間の探究心は人に言われて抑えられるものじゃないよ
エレン、仕事から帰ってきたらずっと秘密にしていた地下室を見せてあげよう｣
ｴﾚﾝ｢ほんと！？約束だからね！
いってらっしゃ〜い｣
母｢ダメだからね。調査兵団なんて馬鹿な真似｣
ｴﾚﾝ｢バカだって？俺には壁の中で家畜でも平気な人間の方がよっぽど間抜けに見えるね！！｣
『エレン！！待ってよ！！』
｢ミカサ。あの子はだいぶ危なっかしいから困った時は3人で助け合うんだよ｣
ﾐｶｻ｢うん｣
『エレン！！』
ｴﾚﾝ｢みんなバカにしやがって…｣
『私はいいと思うよ？素敵だし…
でもエレンが死んじゃったら悲しい』
ｴﾚﾝ｢そう簡単に死ぬかよ…｣
男｢おい、悔しかったら殴り返してみろよ！！この異端者！！｣
ｱﾙﾐﾝ｢するもんか！！｣
『アルミンの声だ』
ｴﾚﾝ｢いこう｣
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作者名：circle | 作成日時：2019年5月29日 22時
