暖かい手をさしのべて《○○○》 (ページ46)

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翌日の朝

コンコンコン

『誰？』

ﾍﾟﾄﾗ｢私です

ペトラです｣

ガチャ

『どうしたの？』

ﾍﾟﾄﾗ｢お話してもいいですか？｣

『うん、いいよ』

ﾍﾟﾄﾗ｢髪の毛、結びましょうか｣

『…うん

ペトラの手、好き』

ﾍﾟﾄﾗ｢ふふふ

いつでも結んであげますよ｣

ﾍﾟﾄﾗ｢副長はエレンが嫌いですか？｣

髪の毛をいじっていたペトラが急に口を開いた

『別に…嫌いではない』

ﾍﾟﾄﾗ｢お母様のことと関係があるのですか…？

あ、すいません。聞きすぎました｣

『ううん大丈夫

そうだね

エレンを見ると昔の自分を思い出してしまう

エレンが5年前と同じように笑いかけてくれるから忘れてはいけない自分の罪を忘れてしまう』

ﾍﾟﾄﾗ｢そんなにひどいことを…？｣

『うん

謝っても許されないことをした』

ﾍﾟﾄﾗ｢許されないんじゃなくて許されたくないんじゃないですか？｣

『え？』

ﾍﾟﾄﾗ｢副長は許されてはいけないと思うことで自分の罪悪感を和らげてるんですよ

それはつまり"逃げ"じゃないんですか？｣

『…』

ﾍﾟﾄﾗ｢あっ…すいません

口が過ぎました｣

『ううんありがとうペトラ

私エレンともう一度話してみるﾆｺｯ』

ﾍﾟﾄﾗ｢!!

(笑ってくれた…)

はい、そうなさってくださいﾆｺｯ｣

下の階に降りる

『エレン、話が…』

ﾊﾝｼﾞ｢うわぁぁぁぁぁ｣

ハンジが叫んでいた

『なに…？いつも以上に変だけど』

ﾊﾝｼﾞ｢A!!

ソニーとビーンがぁぁぁぁ

死んじゃったってぇぇぇ｣

Aの足にすがりつくハンジ

『それはご愁傷さま…

誰？ソニーとビーンって誰？』

事情を聞いたあとリヴァイと一緒に巨人が殺された場所に行く

ﾊﾝｼﾞ｢うわぁぁぁぁぁ!!!」

予想通りハンジは頭を抱えて叫んでいる

ｵﾙｵ｢見ろよ」

ﾍﾟﾄﾗ｢？｣

ｵﾙｵ「ハンジ分隊長がご乱心だ」

ﾍﾟﾄﾗ「！」

すぐさまオルオの腹にエルボをするペトラ。

ｵﾙｵ「いてぇ!!」

ﾍﾟﾄﾗ「自業自得よ！」

Aは1人離れまだ煙を上げている巨人の骨格を見つめた

そこでエルヴィンが来て耳打ちした

ｴﾙｳﾞｨﾝ「A、君には何が見える？」

『…』

ｴﾙｳﾞｨﾝ「敵は何だと思う？」

貴「…私は…

"人間に化けた人間じゃないもの"

だと思う｣

ｴﾙｳﾞｨﾝ｢そうか…

やっぱり流石だなAは

後でリヴァイと共に私の部屋に来てくれ｣

『分かりました』