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数日後
特別作戦班、通常リヴァイ班は旧調査兵団本部の古城に向かっていた
ｵﾙｵ｢しっかし…
古城を改装しただけあって趣とやらだけは一人前だが…
こんなに壁と川から離れたなんてな、調査兵団には無用の長物だった」
歴史を語り始めるオルオ
視線を感じたエレンが後ろを向くと
ﾘｳﾞｧｲ｢……」
リヴァイが物凄い眼光で睨んでいた。
驚いたエレンは隣のAに目を移す。
Aは何を考えてるかよく分からない。ただボーッと馬を走らせていた
ｴﾚﾝ(昨日あの後何も話せなかったからな…
諦めずに話して貰えるまで粘るぞ)
なんて考え事をしてると…
ｵﾙｵ｢調子に乗るなよ新兵！」
ｴﾚﾝ｢はい？｣
ｵﾙｵ｢巨人だか何だか知らんが、
お前の様な小便臭いガキに
リヴァイ兵長とA副兵長が付きっきりになるなんて…」
オルオは続きを話そうとしたが、その時ガクッと馬が揺れて
ｵﾙｵ「!!?」
盛大に舌を噛んだ為、それは果たされなかった。
_________
ﾍﾟﾄﾗ｢乗馬中にペラペラ喋ってれば舌も噛むよ！」
ｵﾙｵ｢ﾌｯ、最初が肝心だ。
あの新兵ビビってやがった｣
ﾍﾟﾄﾗ｢びっくりしたんだと思うよ
オルオがあんまりにもマヌケだから」
『うんそうだと思う』
オルオにタオルを渡しながらペトラに便乗するA
ｵﾙｵ「副兵長!?
ゴホン……何はともあれ、俺の思惑通りだ…」
ﾍﾟﾄﾗ｢ねぇ昔はそんなしゃべり方じゃなかったよね？もしそれが仮にリヴァイ兵長の真似をしているんだとしたらやめてくれる？まぁ共通点とかは全く感じられないけど｣
『え、リヴァイの真似してたの？全然分かんなかった』
ｵﾙｵ｢ふっ俺を束縛する気か？ペトラ
俺の女房を気取るには必要な手順をこなしてないぜ？｣
『なんかもうほんとばか』
ｵﾙｵ｢副兵長！？｣
ﾍﾟﾄﾗ｢舌を噛み切って死ねばよかったのに
討伐数とかもペラペラ自慢して…｣
ｵﾙｵ｢安心しろ、お前らの自慢もしといてやってるから｣
その様子を見てエレンは思った
ｴﾚﾝ(あれが特別作戦班、通常リヴァイ班
リヴァイ兵長が直々に選んだ精鋭
ペトラ・ラル
巨人討伐数10体、討伐補佐数48体。
オルオ・ボザト
討伐数39体、討伐補佐9体。
エルド・ジン
討伐数14体、討伐補佐32体。
グンタ・シュルツ
討伐7体、討伐補佐40体。
A・アッカーマン
討伐242体、討伐補佐83体
中でもAはレベルが違う…
俺が暴走したらこの人たちに殺される)
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作者名：circle | 作成日時：2019年5月29日 22時
