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『…』
男｢なぜ副兵長まで…？｣
ﾅｲﾙ｢副兵長はミカサ・アッカーマンの実の妹だ｣
Aは何も言わず口をつぐんでいる
何を考えているのかもよく分からない
男｢そうだ…
こいつは子供の姿でこっちに紛れ込んだ
巨人に違いない。
しかし狂暴な本性までは隠せなかったんだ」
男｢悠長に議論なんてしていていいのか…？
目の前のこいつは、
いつ爆発するとも知れない火薬庫の様なもの。
あんな拘束具なんて無意味だ」
なんでも分かりきっている様な口振りで自分たちの想像を次々に語り出す
まずい…何か言わないと…
そうこうしてる間に1人の男が叫んだ
男｢あいつらもだ！
人間かどうか疑わしいぞ!!」
その指と視線の先に居たのはミカサとA
ﾐｶｻ「!?」
男｢そうだ！」
男｢念のため解剖でもした方が…」
ｴﾚﾝ「違う!!!」
思わず叫んでいた
全員｢っ…！｣
ｴﾚﾝ｢い、いや…違います…！
俺は化け物かもしれませんがミカサとAは関係ありません！
それなら…あなたたちだって…
自分たちに都合の良い臆測ばかりで話を進めて
…現実と離れていくばかりで
ろくなことにならない」
男｢何だとこいつ…！」
ｴﾚﾝ「だいたい…
あなたたちは巨人を見たことも無い癖に…
一体何がそんなに恐いんですか？｣
まずいか？これ以上は黙った方が…
いや…言ってやる…！
思ってる事全部!!
ｴﾚﾝ｢力を持ってる人が皆の為に戦わなくてどうするんですか？
生きる為に戦うのが恐いって言うんなら力を貸してくださいよ!!
このっ…
腰抜け共め…！」
全｢!?」
ｴﾚﾝ｢いいから黙って全部俺に投資しろ!!」
俺は力の限り叫んだ。
後先のことなんて考えていなかった
故に
ﾅｲﾙ｢構えろ!!」
「は、はいっ！」
憲兵団が銃を構える
撃たれる、誰もがそう感じた。
その時だった
バキッ!!
全員｣！｣
音がした直後にカラン…と何かが飛んだ
俺も含め誰もが状況を理解できなかった
何か飛んだ…あれ…は…
俺の……歯…？
そして
ドスッ!!
ｴﾚﾝ「う"っ！」
お腹に強い衝撃
そして状況整理をする暇も与えず
リヴァイはただエレンの顔面を蹴りまくった
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作者名：circle | 作成日時：2019年5月29日 22時
