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ｻﾞｯｸﾚｰ｢エレン・イェーガー君だね？
君は公に命を捧げると誓った兵士である…
違わないかい？」
ｴﾚﾝ「はい｣
そう言えばこれは一体何を裁くんだ？
ｻﾞｯｸﾚｰ｢異例の事態だ。
通常の法が適用されない兵法会議とする。
決定権は全て私に委ねられている
君の生死も今一度改めさせていただく。
異論はあるかね？」
そういうことか…
ｴﾚﾝ｢ありません」
ｻﾞｯｸﾚｰ｢察しが良くて助かる」
ザックレーは告げた。
相反する感情論がこの壁の中に犇めいていること
そして
エレンの存在は悪魔であり希望であること
ｻﾞｯｸﾚｰ｢……君の存在を
いずれかの形で公表しなければ巨人とは別の脅威が発生しかねない
今回決めるのは君の動向をどちらの兵団に委ねるかだ…。
その兵団次第で君の処遇も決定する。
憲兵団か…
調査兵団か…」
ｻﾞｯｸﾚｰ「では憲兵団より案を聞かせてくれ」
？｢はっ
憲兵団師団長、
ナイル・ドークより提案させていただきます。
我々は…」
ナイルは俺を睨むように見た後話し始めた
ﾅｲﾙ｢エレンの人体を徹底的に調べ上げた後、
速やかに処分すべきと考えております」
どうやら憲兵団はエレンを英雄視する民衆や商会よりもエレンを脅威とする王政の指示に従いたいらしい。
ﾅｲﾙ｢彼の巨人の力が
今回の襲撃を退けた事は事実です。
しかし、その存在が実害を招いたのも事実。
彼は高度に政治的な存在になりすぎました」
“せめて搾れる限りの情報を搾り取って英霊となってもらう”
これが憲兵団の案だった
?｢そんな必要は無い」
急に口を開いた人がいた
全員がその声の主に注目した
?｢奴は神の英知である壁を欺き侵入した害虫だ！
今すぐ殺すべきだ！」
あの格好は確か…
5年前から支持を得始めた宗教の司祭だったっけ
5年前は相手にもされなかったのに偉くなったもんだな
ｻﾞｯｸﾚｰ｢ニック司祭、静粛に願います。
次は調査兵団の案を伺おう」
ｻﾞｯｸﾚｰ｢ニック司祭、静粛に願います。
次は調査兵団の案を伺おう」
ｴﾙｳﾞｨﾝ「はい
調査兵団13代団長、
エルヴィン・スミスより提案させて頂きます。
我々調査兵団は____」
緊張がはしる
ｴﾙｳﾞｨﾝ｢エレンを正式な団員として迎え入れ、巨人の力を利用し
ウォール・マリアを奪還します」
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作者名：circle | 作成日時：2019年5月29日 22時
