暖かい手をさしのべて《○○○》 (ページ31)

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引き続きエレンside

目を覚ますとそこは牢屋の中だった

手首には手錠

訳が分からず顔を上げると目の前には

調査兵団、団長のエルヴィン団長

リヴァイ兵士長

そして____

ｴﾚﾝ｢A!!｣

『うるさい』

ｴﾚﾝ｢Aなんだろ!?今まで何してたんだよ｣

『見ればわかるでしょ？

私は調査兵団副兵長。もう入団して5年になる』

5年…

俺の知らない5年にどんな辛い経験があったんだ

ｴﾙｳﾞｨﾝ｢君とAはどんな関係だ？｣

ｴﾚﾝ｢家族です｣『関係なんてない』

ｴﾚﾝ｢おいA、どうしちゃったんだよ!!｣

ﾘｳﾞｧｲ｢俺はそんなことを聞きにここにいるわけじゃねぇ

おいエルヴィン、早くしろ｣

エルヴィン団長は鍵を手に話し出した

父さんのこと

地下室のこと

そして俺の意思

ﾘｳﾞｧｲ「オイ、さっさと答えろ、グズ野郎。

お前のしたいことは何だ」

ｴﾚﾝ「調査兵団に入って…

とにかく巨人をぶっ殺したいです」

ﾘｳﾞｧｲ「ほう…悪くない」

リヴァイ兵長はそう言って檻に近付いた

ﾘｳﾞｧｲ「エルヴィン、

こいつの責任は俺とAが持つ」

貴「!!

ちょっと待って、私は何も…」

ﾘｳﾞｧｲ「上にもそう言っておけ。俺はこいつを信用した訳じゃない」

『はぁ』

腹を括ったのか、Aはエルヴィン団長の方を向いて言った。

『…大丈夫です

彼がもし裏切ったり暴れたりすれば即座に私たちが殺します』

ｴﾚﾝ「!?」

冷たい目だった

ﾘｳﾞｧｲ「上も文句は言えん筈だ。俺たち以外に適任が居ないからな

認めてやるよ

お前の調査兵団入団をな」

ｴﾚﾝ「…！」