暖かい手をさしのべて《○○○》 (ページ4)

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男｢嘘だろ！？

おい待てクソガキ！！｣

?｢うわぁぁぁぁぁぁ

死んじゃえ！！ケダモノめ！！お前らなんかこうなって当然なんだ！！もう立ち上がるな！！｣

ｻﾞｽｯ
ｻﾞｽｯ
ｻﾞｽｯ

辺りに血が飛び散る

怖い

怖い

『うっ…うぇーーん』

?｢はぁはぁ

もう大丈夫だからな

ごめんな泣かせちゃって

ミカサとAだろ？俺はエレン。医者のイェーガーのとこの息子だ。父さんの診療の付き添いでお前らの家に行ったんだ。そしたら…｣

エレンが私たちを縛っている縄を切ってくれた

ﾐｶｻ｢A、この人は…｣

ｴﾚﾝ＜良かった…2人とも無事で＞

『悪い人じゃないよ』

ﾐｶｻ｢そう…

3人いたはず｣

ｴﾚﾝ｢え？｣

ﾐｶｻ｢男は3人いたはず｣

ｶﾞﾁｬﾘ

全｢!!｣

男｢お前がやったのか！？

殺してやる…!!｣

男の人がジリジリとエレンの首を絞めていく

ｴﾚﾝ｢戦え！！勝てなければ…死ぬ。ぐっ…勝てば…生きられる｣

男｢何考えてんだこのクソガキ！！｣

ｴﾚﾝ｢戦え！！戦わなければ…勝てない！！｣

『お姉ちゃん

あの子死んじゃうよ』

ﾐｶｻ｢えっと…私…出来ない…

(いや、この光景は今まで何度も見てきた。でも見ないふりをしてきた

戦え

戦え

戦え)

うぁぁぁぁぁ｣

ﾌﾞｽｯ

ﾐｶｻ｢はぁはぁ｣

『お姉ちゃん？どうしたの？』

ﾐｶｻ｢ごめんね…A

ごめんね｣

『お母さんとお父さんは？』

ﾐｶｻ｢もういないの…会えないの｣

『会えないの？

やだ

やだぁぁぁぁぁ』

ﾐｶｻ｢ごめんね、ごめんね

お姉ちゃんがずっと一緒だよ｣

そういって抱きしめてくれたお姉ちゃんの手はとても冷たかった