暖かい手をさしのべて《○○○》 (ページ27)

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それから約2年後

あの悲劇から5年経っていた

男｢見ろ！！調査兵団の主力部隊だ！！｣

男｢エルヴィン団長、巨人どもを蹴散らしてください！！｣

男｢見ろ！！リヴァイ兵士長だ！！｣

男｢その隣の…子供？｣

男｢ばか、副兵士長だよ

あんま表立ってないけど…

リヴァイ兵士長と同じく1個旅団分の戦力があるって…｣

男｢え！！あんな子供が？｣

新兵のキラキラとした羨望の眼差しがすごい

ﾘｳﾞｧｲ｢チッ｣

ﾊﾝｼﾞ｢皆の羨望の眼差しも潔癖すぎるリヴァイの性格を知れば幻滅するだろうねぇ｣

ﾘｳﾞｧｲ｢…ふん｣

ﾊﾝｼﾞ｢A、こそこそしてどうしたの？｣

『ちょっと知り合いに見つかると困るから』

普通に試験を通っていればお姉ちゃんたちは今年の新兵にいるはずだ

バレたくない

走行してる間に重い扉が開き始めていた

ﾊﾝｼﾞ｢あの外に巨人が…｣

今回も変態がキラキラした目で扉の外を見ている

ﾊﾝｼﾞ｢今回はどんな巨人に会えるかなー！

奇行種なんか居たらもう

最っ高なんだけどなー!!」

ﾘｳﾞｧｲ「…奇行種ならここに1匹いるがな」

『うん確かに』

ﾊﾝｼﾞ「え？どこどこ？？」

きょろきょろするハンジさん

その頭を鷲掴みにするリヴァイ

ﾘｳﾞｧｲ｢ここだ｣

ｴﾙｳﾞｨﾝ｢前進!!｣

エルヴィン団長の掛け声とともに馬がいっせいに走り出す

エルヴィン団長の長距離索敵陣形のおかげで昔よりは生存率は上昇したもののそれでもなお毎回3割の犠牲者がでる

それ程までに人類と巨人の格差は圧倒的だった