暖かい手をさしのべて《○○○》 (ページ23)

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ﾘｳﾞｧｲ｢チッ

早く寝ろ｣

『はいはーい』

そのままリヴァイの心音を感じながら私はぐっすり眠りについた

ﾘｳﾞｧｲ｢おい、起きろ

A、起きろ!!｣

『んー』

ﾘｳﾞｧｲ｢んーじゃねぇ｣

『はいはい起きます』

今日は壁外調査だというのにやけに落ち着いている
昨日のリヴァイのおかげかな

ﾊﾝｼﾞ｢おっはよーA

おはようおはよう!!｣

『おはようございます…』

ﾘｳﾞｧｲ｢なんでそんな元気なんだ

まぁ聞かなくても分かるが｣

ﾊﾝｼﾞ｢だって今日は壁外調査だよ！？昨日楽しみすぎて寝れなかったよ～｣

『ほんと変態』

ﾊﾝｼﾞ｢辛辣だな～そんなAもかわいいゾ｣

無視

ハンジさんのおかげでスルースキルが上がった気がする

急いでご飯を食べてリヴァイの後ろに乗る

『私も早く自分で馬乗れるようになりたいなぁ…』

ﾘｳﾞｧｲ｢後2年は足りねぇな

今のお前じゃポニーが限界だ｣

『チッ』

ﾊﾝｼﾞ｢ちょっとA、リヴァイのそんなとこマネしない!!｣

ｴﾙｳﾞｨﾝ｢いつも通りみたいだねA｣

『まぁ誰かさんのおかげで…』

チラっとリヴァイのことを見る

ｴﾙｳﾞｨﾝ｢ほぅ…｣

ﾘｳﾞｧｲ｢余計なこと言うんじゃねーよA｣

ｴﾙｳﾞｨﾝ｢まさかお前本当に手を出したわけでは…(ﾎﾞｿｯ)｣

ﾘｳﾞｧｲ｢冗談言ってんじゃねぇ

ガキなんて相手にするかよ｣

『ｽﾞｷﾝｯ』

なんか今胸が痛かった…なんでだろう

ｴﾙｳﾞｨﾝ｢只今より第40回壁外調査を行う!!

心臓を捧げよ!!｣

エルヴィン団長の掛け声と共に門が開き、私たち調査兵団はいっせいに作戦通りの形態にうつった

ﾘｳﾞｧｲ｢A、俺から離れるなよ｣

『はいはーい』

初めての壁外

若干の緊張とワクワク感

『リヴァイ、外ってこんなに広いんだね』

ﾘｳﾞｧｲ｢何当たり前の事言ってんだ

それをこれから取り返すんだろ｣

兵｢奇行種だー!!｣

リヴァイの顔がさっと真剣になる

2年ぶりに見る巨人

深呼吸をひとつ

よし、大丈夫。落ち着いてる

目的地の街には巨人がわんさかいる
これは戦闘は避けられない

ﾘｳﾞｧｲ｢A、まずは落ち着いて1体ずつ…｣

ｻﾞｽｯ

『え？なんか言った？』

ﾘｳﾞｧｲ｢いや…なんでもねぇ｣

ﾊﾝｼﾞ｢すごーい!!A

今の10ｍ級だよ？｣

なんて言いながらハンジさんもザスザス倒してる

そういえばみんながリアルに巨人倒すの見るの初めて

やっぱりリヴァイは別格に速い
早く追いつかないと…