暖かい手をさしのべて《○○○》 (ページ21)

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2週間後

『いってらっしゃーい

リヴァイ、死なないでね！！』

ﾘｳﾞｧｲ｢そう簡単に死なねーよ｣

『ねー壁外調査ってそんなに危ないの？』

今は本部に残る人とお留守番中

女｢危ないよ

そうだな…3年間で4割が死ぬと言われている

笑える数字じゃない｣

『え…』

女｢まぁそれもエルヴィン団長が考えた長距離索敵陣形のおかげでだいぶマシになると信じているけど…

今回はどうだろうね

昨日同じ釜の飯を食べた仲間が死ぬ

これは調査兵団では日常茶飯事だよ

A？｣

『…外行ってくる』

女｢何するの？｣

『訓練』

女｢いいけど…ほどほどにしなよ？｣

どうしよう
甘くみてた

そりゃそうだ。相手は巨人なんだもん

『はぁはぁ

早く強くならないと…』

リヴァイが死んだらどうしよう

カーンカーンカーン

鐘の音だ

調査兵団が帰ってくる

｢いやー今回の遠征は全然犠牲者がいなかったな！｣

｢さすがエルヴィン団長の考えた長距離索敵陣形だ｣

｢これなら実践しても問題なさそうだな！｣

『リ…リヴァイ!!』

ﾘｳﾞｧｲ｢A、迷惑かけてねーか？

なんだよまとわりつくんじゃねー｣

女｢すいませんリヴァイ兵長、私が壁外調査の危険度を話したら心配しちゃったみたいで…

それからずっと今まで1人で訓練してたんですよ｣

『リヴァイ、だっこ』

ﾘｳﾞｧｲ｢チッ

仕方ねーな

今日だけだぞ｣

リヴァイがだっこしてくれた

その様子を見て他の兵士が驚きの声をあげている

ﾊﾝｼﾞ｢リヴァイはほんとにAには甘いよね～｣

ﾘｳﾞｧｲ｢どういう意味だ｣

ﾊﾝｼﾞ｢別に～｣

リヴァイの心臓の音がする

よかった…生きてる

ﾘｳﾞｧｲ｢なんだ、寝たのか｣

ﾊﾝｼﾞ｢相当おつかれみたいだね～安心したっていうのもあるかもしれないけど

この様子を見る限りだと普通の8歳の少女なんだけどね…｣

リヴァイside
Aが俺の腕の中で寝やがったから仕方なくこいつのベッドまで運んだ

ぐっすり眠ってやがる

ﾘｳﾞｧｲ｢お前をおいて死ぬことなんてねーから安心しろよ｣

寝てるはずのAが少し笑った気がした