暖かい手をさしのべて《○○○》 (ページ17)

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Aside

ｴﾙｳﾞｨﾝ｢調査兵団に入らないか？｣

＜素晴らしい才能だ。この子が調査兵団に入ればまたさらに人類は1歩前進する＞

まぁ悪い人じゃないっぽい
人類のことしか考えてないけど

ﾘｳﾞｧｲ｢まだガキだろ｣

＜チッ

俺はガキなんてぴーぴーうるせぇだけだろ＞

この人は私のことが嫌いみたい

調査兵団…

エレンが入りたいっていってたところだ

エレンとミカサとアルミンはちゃんと避難できたのかな

エレン、大丈夫かな

夢諦めちゃったりしないよね

夢、か…

『調査兵団に入れば海が見れる？』

ﾘｳﾞｧｲ｢は？｣

『海、見れる？』

ﾘｳﾞｧｲ｢…知らねーよ｣

ｴﾙｳﾞｨﾝ｢おい、リヴァイ

そんな夢のないこと…｣

ﾘｳﾞｧｲ｢夢なんて見たって仕方ねーだろ

明日死ぬかもしんねー世界なんだぞ

でも俺はいつか絶対巨人を殲滅する。これは夢じゃなくて決意だ

そしたら海でもなんでも見れんだろ｣

リヴァイと呼ばれた男の人は私の頭に手をおいてくれた

暖かい手だった

『…

よろしくお願いします』

ﾘｳﾞｧｲ｢は？死ぬかもしんねーんだぞ｣

『だってあなたが海を見せてくれるっていうから』

ｴﾙｳﾞｨﾝ｢よし、いいコンビだ

君はリヴァイ班に入ってもらおう｣

ﾘｳﾞｧｲ｢は？聞いてないんだが｣

ｴﾙｳﾞｨﾝ｢今決めたからな

仲良くやれよ｣

ﾘｳﾞｧｲ｢俺はガキが嫌いだって…｣

ｴﾙｳﾞｨﾝ｢団長命令だ。従え｣

ﾘｳﾞｧｲ｢チッ｣