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ｴﾚﾝ｢Aのやつ、おせぇな…
ハンネスさん何してんだよ
やっぱりあの時俺も一緒に探しに行けば…｣
ﾐｶｻ｢エレン、ちょっと黙って｣
ｴﾚﾝ｢わりぃ
(そうだよな、こいつも心配だよな)｣
兵｢船が来たぞ！！
君たちも船に乗れ｣
ｴﾚﾝ｢いや、俺達は妹を待って…｣
兵｢いいから早く！！｣
人の波押し流されて船に乗ってしまった
ﾐｶｻ｢まだAが…｣
船が出航してしまった
すすり泣く声や叫び声が聞こえる。
至る所から煙が立ち上り、大砲の音は鳴り止まない
その時だった
ﾄﾞｫｫｫﾝ
また大きな音がした
目を向けると普通の巨人とはどこか違う巨人がさらに内門を突き破っていた
人｢終わりだ…｣
人｢また巨人に食い尽くされる｣
船に乗っている人たちは絶望的な顔で座り込んでいる
ｴﾚﾝ｢すいません、小さい女の子を見ませんでしたか？こいつとよく似た8歳の女の子なんですけど…｣
人｢は？知らねーよ
あれ見てみろよ
もう巨人がここまで入ってきてる
今ここにいねーんならもう死んだんだろ｣
隣でミカサが息を呑むのが分かった
視界が歪む
ｴﾚﾝ｢終わりだ…もうあの家には戻れない…
どうして最期までろくでもない口喧嘩しか出来なかっんだ。なんであの時俺も追いかけなかったんだ…
母さんはもうどこにもいない
Aももうどこにもいない
どうして…
俺が、人間が弱いから…弱いやつは泣くしかないのか
あいつら…
駆逐してやる！！この世から…一匹残らず！！｣
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作者名：circle | 作成日時：2019年5月29日 22時
